2009年1月28日水曜日

あしたか菜園(?)始動

自宅の裏、二坪弱の空き地に鍬を入れる。

土いじりなんて、小学校でヒマワリを育てて以来。我ながらどうした風の吹き回しだか。

家の基礎工事を行なった際に重機で踏み固められており、地面はガッチガチ。鍬を大上段に振りかぶり、気合を込めて打ち込まにゃ歯が立たない。ひと打ち毎にすがすがしい土の匂いが立ち上る。重労働だけど楽しい。

ひと息ついていると、小鳥が飛んで来て、耕したばかりの土の中からサッと何かを拾い上げる。虫か、ミミズか、木の枝に止まってついばむ姿はなかなか愛らしくて、ついつい笑顔になる。

さてさて、この土地でなにを作ろうか。永田農法で濃くて甘い『水に沈むトマト』に挑戦してみたいなぁ♪

2009年1月26日月曜日

鈍にして凡にして愚

昨日一昨日と久しぶりに上阪しての稽古。いつもながら貴重な教えの数々をいただき、非常に実りある二日間だった。

と同時に自分の不甲斐なさを気付かされ、頭を抱えながら新幹線に乗り込んだのも、これまたいつもながらのこと。

嘆くべきは我が身の理解力のなさか、観察力の足りなさか、努力不足か、強い意志か、はたまた生まれついての才能か? その全てといっても間違いはないだろうなぁ。

しかし鬱々と考えているヒマはない。もう看板上げて走り出しちまってるんだから。それに、いつまでもグズってると「凹んでるくらいなら稽古のおさらいをしろ!」とのお叱りの罵声や鉄拳が雨あられと降ってきそうだし。

そんなことを思いながら噛みしめる大阪名物北新地の味は、ちょびっとホロ苦かったりするのです。涙の味……ではなく、火加減を誤って少し焦がしてしまったせいですが(^_^;)

2009年1月22日木曜日

便利な時代になったもんだ

絶版となって久しいので入手を諦めていた『武医同術』(中山清著)。ふと思い立ち、古書のネット通販サイト日本の古本屋で検索したら、あっさりヒット♪ 我が家にいながらにして遥か北海道の書店から購入できました。

古本猟書といえば、早稲田や神保町の古書店街を一日うろついて、目当ての一冊が見つからずに骨折り損のくたびれ儲けも当たり前だと思い込んでいたが……時代の流れってのは恐ろしいモンだなぁ。

2009年1月21日水曜日

四股立ち 〜その2

あしたか院長の四股立ちスクワット


(1)足幅は肩幅よりも広く、つま先は外に向けて開いて立つ。背筋から骨盤にかけてまっすぐに。

※出っ尻にならないようにしましょう。

※膝とつま先は同じ方向を向けましょう。




(2)背筋をまっすぐにキープしたまま、落とせるところまで腰を落としていく。

※腰を落とした時に、股間の空間が菱形になる場合は、足幅を広げて調整してください。

※無理に腰を落とさなくても効果はあります。できる範囲で結構です。必要以上に足に力を入れてまで屈伸しないでください。

※曲げ伸ばしがきついと感じる人は、この姿勢をキープするだけでもOKですよ。


※絶対にやってはいけません!


膝を内側に絞ってはいけません。

膝関節が痛くなりますよ。

膝とつま先は常に同じ方向に向けてください。








背中を丸めたり、前に傾けたりしてはいけません。

無理に上体を起こそうとして、腰を反らしてはいけません。

前を向き、胸を張って行ってください。フォームの確認は鏡の前で!


2009年1月20日火曜日

四股立ち 〜その1

その昔、ある現代武道を修行していた時の話だ。

「わが流派は空手よりも優れている。その証拠に基本稽古から実戦的な突き方を教えているだろ。空手の四股立ちなんて、あんな立ち方でどうやって動ける?」

当時、その流派に夢中になっていた私は、黒帯を締めた先輩の言葉に疑いを持つことはなかった。その偉そうな態度までマネして少年部へ指導したりした。まさに悪しき体育会系の典型。受け売りだけで理解したつもりになっていた自分を思い出すだけで恥ずかしすぎて、いたたまれなくなる。

「あの時、鼻の穴おっぴろげて自慢タラタラ講釈したけど、アレね、間違いだったんだ。ウソ教えちゃった。すまぬッ! ごめんッ!! 申し訳ないッ!!!」と、できることなら当時の少年たちに謝りたいくらいだ。自分自身の頭と身体で四股立ちについて検証も実践もせずに、なにを語れるというのだ。

私が四股立ちの本当の意味に気付いたのは、寺西御宗家の下で関口流柔術の稽古を始めてからだ。私が御宗家に直接教えを受け、同門の方々にお相手していただけるのは月に一度あるかないか。普段は当然ながらひとり稽古。それも関口流柔術で『地下練り』と呼ばれる基本稽古がメインとなる。

地味でキツい稽古である『地下練り』。その基本姿勢が四股立ちなのだ。最初は腰を落とすこともままならなかった。腰や内股、ふくらはぎが悲鳴をあげた。それでも毎日続けた……と書くと、なんだかスポ根マンガの秘密特訓みたいだが、実際には仕事の合間に10回、鏡の前で15回、テレビを見ながら20回といったコマ切れ稽古。毎日続けたとしても西洋式のトレーニングのような体脂肪の燃焼や筋肥大といった効果は皆無に近いかな。

それでも、毎日のように自らの身体に問いかけながら同じ姿勢、同じ動作を繰り返していると、知らないうちに身体が変わってくる。意識が変わってくる。動きが変わってくる。次から次へと発見がある。気付きがある。そして、単調な稽古が楽しくなってくる。決して動作自体が上達したわけでもないし、相変わらず怠惰な5回10回のコマ切れ稽古ではあるが、それでもそれなり(それ以上の?)効果をあげているのだ。

そんな自らの体験を踏まえて、腰痛の患者さんには『四股立ち』や『四股スクワット』をおすすめしている。「毎日5回でも10回でもいいですよ。空いた時間にチョコチョコっとやるだけでもいいんですよ。続けるのにしんどくない程度でいいんですよ」と。

さて、ここまで読んで『四股』が身体にどのような効果をもたらし、具体的にはどのような動作を行えばいいのか興味を持った方には申し訳ないが、今夜はここまで。イジワル言うわけじゃないけど、四股の踏み方なんて何種類もあるモンじゃないし、効果については、これも私が長々と文章を綴るより、それぞれに実践し体感してもらった方が理解できると思うなぁ。


画像(左上)は、先日引退した静岡出身の力士片山の『角界一美しい』といわれた四股。(右)はCMよりキャプチャーした大女優、森光子さんのスクワット姿。御年88歳で毎日150回行われているとのこと。

2009年1月18日日曜日

伝染るんです

ウソのようなホントの話。痛みや骨のズレは伝染る。

「おッ、あしたか院長もいよいよ電波を受信しはじめたか?」などと思わないように。私は肉体的にも精神的にも健康かつ正常である。しかし、伝染るモンは伝染るんだから仕方ない。

患者さんの施術を終え「今の膝のズレはひどかったなぁ」とか、「あんなになるまで腰痛をガマンすることないのに」などと考えながらカルテを整理していると、自分の当該部位にビキッと痛みが走る。「痛ッ! あ………やっちまったかなぁ」と恐る恐る自らの体を触診すると、案の定骨格にズレが生じていたり、筋肉に硬結が出来ている。ついさっきまで何の問題もなかったし、いきなり骨がズレたり、筋を違えるような動きはしていないのに!?

師匠である寺西御宗家によると決して珍しくないとのこと。「そんなん、よくあるで」とケロっとおっしゃる。詳しく話を聞くと、私の体験と御宗家の“よくあること”は、その特徴からいって同じものらしい。そーいうモンなら仕方ないので、私もあるがままに受け入れるようにしている。仕組みとかメカニズムとかはよく分からんけどさ。

ちなみに、アジアやアフリカの呪術医やシャーマンと呼ばれる人の中には、痛みを自分に移すことによって患者を癒す術者が少なからずいるらしい。「風邪を人に移すと治る」とか「痛いの痛いの飛んでけぇ〜」で痛みをお山の向こうの誰かさんに飛ばすなんて民間療法(?)もそのクチだろう。

そういえば去年公開された邦画『KIDS』は、相手の傷を自分の体に移してしまう少年が主人公の物語だったなぁ。劇中ではかなり酷い外傷まで移していたが、アレも「フィクションだから」と言い切れない部分がある。熱狂的なキリスト教信者の手足に聖痕(イエスが十字架に掛けられた時にできたとされる傷)が現れ、血が流れるって話、聞いたことないかな?

これを「科学で証明できない特別な人間だけが使える摩訶不思議な技」とみるか「現在の科学では証明しきれていないけれど、もともと人間が当たり前に持っていた能力のひとつ」とみるか。私は後者を採りたいなぁ。

とはいえ、南龍整体術及び南龍気功術は「あなたの痛みを私に伝染して治します」という術理技法でありませんので念のため。また、画像と本文は一切関係ありません(w

2009年1月12日月曜日

失伝 〜修験道と整体術


富士市立博物館に『富士山の法印(ほうえん)さん-大宝院秋山家資料展-』という企画展を見に行く。かつて表富士(富士山の静岡県側)で宗教活動を行っていた修験道の行者(いわゆる山伏)の家から寄託された貴重な資料を展示したものだ。

山伏の装束や五鉆杵、三鉆剣などの法具、本尊である大日如来や不動明王の尊像、珍しい阿吽一対のカラス天狗像、信者に配った刷物の版木や朱印など、非常に興味深い展示だった。

役行者が開いたとされる修験道は、日本古来の山岳信仰に神道、仏教、陰陽道、道教などが混然と一体化した宗教で、それゆえに明治維新後の神仏分離令により一時期禁止されたこともある。展示された資料からも、そんな修験道の混沌とした顔を伺い知ることができる。

これらの資料の元々の持ち主である秋山家では、昭和50年代までは加持祈祷や地鎮祭を行っていたというが、残念なことに衣鉢を継ぐ者は現れなかった。この時点で、富士の修験道の道統はすでに絶えてしまっている。

文書や記録は数多く残っている。富士峯修行の細かい日程や作法、その際に唱える真言なども詳細な聞き取り調査が行われている。その通りに行えば……と思う人もいるかもしれない。しかし、それは無理な話。道統は作法や文書にあるものではなく、あくまで人の中にあり、人から人へと伝えるべきものだからだ。目の前に並ぶ資料群は、学術的好奇心は充足させ、歴史を垣間見せてくれるものの、もはやそれだけの品でしかない。興味のない人にとっては薄汚く雑多なガラクタの山にしか見えないだろう。

そんな展示物を見ながら、私はある感慨を覚えずにはいられなかった。

私が修行する南龍整体術は、関口流柔術という古流柔術の裏技として四百年間伝えられた技術だ。御宗家によると、ほとんどの柔術諸流派にこのような治療技術が伝わっていたという。しかし、現在その技術を残している流派は皆無に近い。なぜか?

人から人へ、師から弟子へと受け継がれるべき技術と知識の伝承が絶えてしまったからだ。一度途絶えてしまったものを取り戻す術はない。もちろん、日本整体術の資料は数多く残っている。その代表的な書物が江戸時代に発行された『正骨範』だ。日本における整体術のルーツのひとつとされる隠齋正骨術の技術書である。これには私たちが使う整体術に通じる、非常に効果的な手技が詳細に紹介されている。現代語訳版も発行されている。しかし、この本だけから往時の技術を復元させることは絶対に不可能なのだ。

私が南龍整体術を学ぶにあたり、師である寺西弘陽宗家から伝えられた最も大事なことは、言葉にも文章にもできないからだ。別にもったいぶっているわけでも秘密にするわけでもない。これだけは直接師より手ほどきを受け、弟子も必死になってそれを掴みとろうとしなければ会得できないものなのだ。書物や資料にはそれを伝える力はない。そして、それがなければ紙上の技法は活きた治療術とはならない。たとえ現代の最新とされる映像や動画技術をもってしても伝えることはできないだろう。そして、これは絶対に失ってはいけないものなのだ。一度失伝させてしまうと、もう二度と絶対に戻らない。残るのは抜け殻になった資料だけだ。

そんな夢想から覚め、ふと展示物に眼を戻すと、すり切れてボロボロの小さな冊子があった。文庫本ほどの大きさの紐綴じされた自家製本。表紙はなく、手書きで細かい字が書き連ねられている。赤い傍線が引かれているのは大事な部分だろうか。説明によると、酔いをさます法から歯痛封じ、下の病気から家畜の治療まで様々な民間療法を記してあるという。

これを書いた行者は、この小冊子を背負子の隅に忍ばせ、富士山麓の村々を訪ね歩く際に村人の願いに応じて治療行為も行っていたのではないだろうか。そんなことをふと思ったら、ここにあるどんな資料よりも法印さんを身近に感じ、その姿を見たような気がした。

富士山を背に村街道を歩く法印さん。富士峯修行を終えたばかりの汚れた装束で、低い声で真言を唱え、金剛杖を突きながら歩く。村人が野良仕事の手を休め、頭を垂れて手を合わせる。それは、もの言わぬ資料群だけが記憶している、もはや二度と戻ることはない遠い日々の幻影なのだろう。

2009年1月11日日曜日

バランス・ディスク


もう数年来遊んでいるオモチャ。一応は健康器具(かな?)。直径35センチ、厚さ5センチほどの円盤状の水枕風で、片面にイボイボ付き。中には空気が入っており、ポンプで増減できる。

上に立って站樁功( 站粧功 、立禅ともいう)を組んだり、蹴りの稽古をしたり、もう少し広めに置いて四股立ちして突きの稽古をしたり。イボイボ面に立つと青竹踏み効果もあるかな? まぁ、テレビ観ながらの“ながら”稽古だし、そーやってはしゃぐ時は必ず一杯入ってるから、嫁さんに「絶対に間違ってもストーブに突っ込まないように!」と睨まれるワケだが(^-^;

効果のほどは……う〜ん、どーなんだろ? バランス感覚強化? 下半身の筋力強化? あんまり実感はないなぁ。もしかして酒呑んで三半規管が半ば麻痺した状態でやってるからダメなのか? しかしまぁ、やってて楽しいからいいけどね♪

中の空気を少なめにして、尻の下に敷いて座位のストレッチをすると、楽に骨盤を立てられてナイス。座布団代わりにしてもなかなか快適です。

2009年1月9日金曜日

呼吸法ブームと座禅ダイエット

世間では呼吸法や座禅が注目されているらしい。

座禅を取り入れたテレビゲームまで出ているのだから世の中わからないものだ。画面に映ったバーチャルな蝋燭の灯を睨みつつ、尻の痛くなりそうなプラスチックの板の上に座る行為の、どこが座禅なのかと問いたくなる人もいるだろうが。

さらに驚いたのが『座禅ダイエット』なる減量法だ。結跏趺坐を組むことで正しい姿勢を保ちインナーマッスルを鍛え、腹式呼吸で酸素を大量に取り込むことで脂肪を燃焼し、全身の血流血行を良くするのだという。

ホンマかいな?

この座禅ダイエット、どうも発祥はアメリカらしい。う〜む、パワーヨガやホットヨガに「あれはニセモノだ」と複雑な表情をみせた本場インドのヨガ行者の気持ちが分かるような気がするよ。

ちなみに私も呼吸法による鍛錬は実践しているし、時には戯れに禅を組むこともある。あくまで我流であるが、これがなかなか楽しい。少なくとも背後を怖い顔をした雲水が警策を持ってウロウロしないだけ気楽だ。

しかし、もしこのブームに乗って参禅道場に若いおネェちゃんが押し掛けているのなら……本格的に修行しても良いかな?(笑)

画像は座蒲と呼ばれる座禅用の敷物と、私の呼吸法の教科書である白隠禅師の『夜船閑話』。

なお、言わずもがなの蛇足ではあるだろうが、座禅で痩せたければ食生活も雲水風にすべきだろう。基本一日一食、一汁一菜に沢庵二切れを続けられればダイエット成功は間違いないはず。たとえ座禅を組まなくてもね(^_^;)

2009年1月7日水曜日

なんちゃって“が”いいね♪

新居に入居して以来、ずーっと頭を悩ませてきたのが床の間の設えだった。

掛軸を飾りたいとは考えていたものの『なんでも鑑定団』や『新日曜美術館』で聞き齧った程度の知識しかない。禅匠の墨蹟や禅画に興味はあるが「これはっ!」と思う品は工芸掛軸(印刷品)でも数万円から、真筆ともなるとン十万円から上は天井知らず。私にとっては分不相応な品だ。

あれこれ考えあぐね、探しまわった結果、見つけたのが画像の掛軸風カレンダー。墨蹟の部分は和紙に美術印刷されたものが貼り付けられており、鑑賞にも耐えうる。只の"なんちゃって"とはひと味違うのだ。京都の千眞工藝という会社の製品。

床の間ビギナー(?)には必要にして十分。一年間、このカレンダーと苔玉で"なんちゃって"床の間を楽しめそうだ。

2009年1月2日金曜日

お年玉

自分へのご褒美としてダレスバッグを購入。ちょっと奮発して本革使用の日本製。

ハンドルには、もちろん手錠。バッグの中身は10ホールハーモニカ、強力接着スプレー、白い食パン数枚。そのココロは……わっかるかなぁ〜♪ わっかんねぇだろうなぁ〜♪

2009年1月1日木曜日

ゆくとし、くるねこ

皆様、あけましておめでとうございます。

昨年中は大変お世話になりました。

本年もあしたか気功整体院をどうぞよろしくお願い申しあげます。


ちなみに院長の新年は、ネコマンガでスタートしました。岩手のすーさん先生に頂いたレアもの焼酎をチビチビ舐めながら、作中の猫たちの可愛さに目尻を下げつつ笑い転げております。


ガスコンロの上では豚角煮がクツクツ、ストーブの前ではシュウシュウ姫がゴロゴロ、嫁さんはビール片手にネット三昧。静かな良い正月です。


くるねこ日和/http://blog.goo.ne.jp/kuru0214