2009年2月28日土曜日

X線の眼を持つ男?

マジックミラー 筋肉「透視」ソフトを開発 東大 2月27日20時49分配信 毎日新聞

東京大は27日、体の状態から筋肉の動きを計算し映像化するコンピューターソフト「マジックミラー」を開発したと発表した。効果的なリハビリやダイエットなどに役立てるのが狙いだ。

全身の筋肉の約3割の308本の動きを筋電計やカメラ10台などで計測し、データを基に映像化する仕組み。強い力がかかった筋肉を色分けしたり無駄な肉が付いた部分を強調して表示できるという。【山田大輔】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090227-00000023-maip-soci


う〜ん、こりゃ凄い。対戦相手の皮膚を透視するがごとく骨格を観察する関節愛好家(ジョイント・フェチ)や、肉体が発する音から筋肉の動きを察知する盲目の地下レスラーも顔負けのコンピューターソフトだなぁ……って、例えが分かりづらい? いやはや申し訳ないm(_ _)m

きっと、このニュースを見た全国一千万人の武道武術修行者の皆さん(そんなにいるのか?)が「これを師匠に付けてもらって技を見せてもらいてぇ〜!」と思ったはず(w しかしまぁ、骨格筋のon/offが分かったくらいで師匠の技を盗れるはずもなく、余計な悩みを増やして迷路にはまり込むのがオチのような気がするなぁ(^-^;

健康体操を始める前に


誰が言ったか知らないが、不景気になると健康体操が流行るらしい。「お金もかからず道具もいらず自宅でできるから」だそうだ。

書店の健康雑誌コーナーを見ると「確かにそうかもしれない」と実感してしまう。毎号のように各誌で新しい体操が紹介されており『腰痛が治った!』、『○kgやせた!』、『便がスルスル出る!』と表紙に大見出しが踊り、その効能を競いあっている。

凄いねぇ。人間の身体の基本構造が最近変わったって話は聞いたことないのに、なぜ次から次へと新しい体操が登場するんだか。新しい体操の方が画期的で革命的で効き目バッチリだとしたら、四百年前の技法である南龍整体術は古すぎて効き目の有効期限が切れてる? そんなことないのは患者さんの方がよくご存知でしょう。

ま、どんな体操であれ身体を動かすこと自体は決して悪くないんだけど、ひとつだけ絶対に注意しておかなければならないことがある。これから独習で健康体操を始めようと思っている方は、ぜひ覚えておいてほしい。

それは「痛みが出たら、すぐ止める」ってこと。

以前、私が股関節を痛めて何年も苦しんだ経験談を書いたが、あの頃、さまざまな治療や施術を受けるとともに、股関節に効くといわれている健康体操を片っ端から手を出していた。当時修行していた現代武道は蹴技を多く使うので、股関節が痛くて動かせないようでは稽古にならないのだ。とにかく治ってほしくて必死だった。本当にいろいろ試した。

股関節周辺の筋を柔軟にするストレッチ体操

筋力を付けて痛みに対抗する方法

自力で骨格を矯正する体操

足を縛って寝ることで関節の歪みをとる方法

理論は千差万別だったが、どれをやっても快方に向かうことはなかった。そりゃそうだ。私の股関節の痛みは骨盤の大きなズレに起因するものだったのだから、いくら股関節自体をいじくったところで治るわけがない。しかし、そんなことを知らない私は「今は痛くても、きっと良くなる。だって、この本にそう書いてあるじゃないか!」と苦痛をこらえながら体操を続けた。

結果、無理を強いられた股関節は炎症を起こして痛みは24時間続き、可動域は日に日に狭くなり、ちょっとした溝をまたぎ越えることさえ辛くなってしまった。蹴技を使うなんて夢のまた夢。なにしろ蹴った自分が痛みで七転八倒するのだから、眼も当てられない始末。

今振り返ってみると、あの時に一切の体操をやめ、武道の稽古も休めば少しは状況が違ったのではないかと思う。それができなかったのが素人の浅はかさ。それに終わりなく続く痛みに精神的にも追い込まれていたんだろうなぁ。寺西宗家と出会うことなく、あのまま間違った体操や療法を続けていたらと思うと背筋が寒くなる。きっと今でも足を引きずり、青白く暗い顔をして、不機嫌を周囲にまき散らしていただろう。

現在ではありがたいことに股関節の痛みはほとんど消え、可動域は人並み以上ある。朝晩に股関節のストレッチを行っているが、これが心地よくて楽しい。これも寺西宗家より適切な施術を受けることができたからこそだ。

何度も繰り返すが身体が発する痛みを軽く考えない方がいい。痛みをこらえてまで健康体操をして逆に身体を悪くするなんて馬鹿馬鹿しすぎると思うだろうが、実際にはそういった患者さんは多いのだ。そもそも、健康とは苦痛に耐え努力をしなければ手に入らないものだろうか?

もし、あなたが当時の私と同じように出口のない苦しみの中にいるのであれば、いつでもご相談ください。メールでも電話でもかまいません。友人に愚痴るつもりで一声かけてくださいな。私の場合のように突破口は思わぬところにあるのかもしれませんよ。

2009年2月24日火曜日

千客万来、笑門来福

当院の新しいマスコット、福助くんです。時代は地球的な不景気とはいえ、せめて気分くらいは明るく陽気に行きましょう♪

2009年2月19日木曜日

四十才の手習い 〜ブルースハープ

市内の音楽教室で開催されたブルースハープの無料体験教室に参加してきた。

ブルースハープとは10の穴を持つ手の平に収まるほど小さなハーモニカの総称。私は昔からこいつの音が好きで、たまに自分でも演奏するのだが、これが全然まったく上手くない。腕前は十数年来初心者レベルのまま。このままでは情けなさすぎるし、やりたいことが出来ないまま死ぬのは臨終時に後悔しそうなので、思い切って先生について本格的に練習することにしたのだ。

先生は私より少し年上の、いかにもハーピストといった雰囲気のスマートでダンディな男性。
「ハープは口の中で演奏するから、分かりづらいんですよね」と、様々な見本演奏を聴かせてくれた。もうね、なんつーかね、やっぱりプロは凄ぇや。小さなハーモニカから信じられないほどの大音量で、多彩かつ魅力的な音色が次々と紡ぎ出される。

演奏もさることながら、整体師の目線で見た時、先生の身体の使い方に感心しまくり。

演奏は椅子に座って行われた。この時、脚を大きく開いて膝でリズムを取ったり、椅子の下で足首を組み、ワークブーツの爪先で床をコツコツやったりとダンスのステップでも踏むように動き回る。まるで腰から下がマリオネット人形のよう。ところが骨盤から上はドッシリと落ち着いており、なおかつすっきりとリラックスしている。無駄な力感がまったく感じられない。

そして肩はスッと自然に落ち、早いパッセージの時もわずかに上下する程度。見た目からは激しい息づかいを微塵も感じさせない。誰でも知っての通り、ハーモニカは息で演奏する。俗に"吹く"というが、ブルースハープに関しては"吸う"といった方が適切なほど吸気を多用する。人によっては10音中8音を"吸って"出しているという。これに息の圧力の変化や歯、舌、喉などを使っての特殊な奏法が加わると、もはや素人にはどうやっているのか想像もつかない世界だ。

私も普段から腹式呼吸を修練しており、息の長さには自信があるつもりだが、こちらは呼気を主としているから勝手が違う。下手に真似したら過呼吸でぶっ倒れるかも(^_^;)

いやはや、姿勢といい、呼吸といい、どんな世界でも一芸に秀でた人は身体の使い方が常人とは違うのだと改めて実感。

そんなこんなで、ついに始まった40才の手習い。ゼロからスタートのつもりで単音の『ドレミファ』から練習を始めております。目指すは50才でのステージ・デビュー……かな?

2009年2月18日水曜日

筋トレ禁止!


「腰痛で病院に行ったら、お医者さんに『腹筋(背筋)を鍛えなさい』と言われたんだけど……」

いまだに患者さんからこの手の質問をぶつけられることが多い。
これに対する私の基本的な返答はこうだ。

「痛いなりに普通に歩けて、当たり前に立ち座りができるのであれば、筋肉が衰えているのが腰痛の原因だとは私には考えられないですねぇ」

ひとつ例え話をしよう。

一本の棒を地面から垂直に立てるとする。道具は三本のロープ。棒の先にロープを結びつけ、それらをピンと張って地面に留める。ロープが均等なテンションと長さで固定されれば、棒は真っすぐ立ったまま固定される(ちなみに、ひと昔前のテントや天幕はこうやってポールを立てたもんだけど、今はほとんど自立式だ)。この時、一本でもロープが長過ぎたり、短すぎたり、たるんでいたり、張りすぎていたりすると、棒を真っすぐに立てることはできない。

この棒が“背骨”、ロープが“筋肉”。上記のように、しっかり固定されていない状態の時に腰痛が起こる。かなり乱暴でおおざっぱな説明ではあるが、多くの腰痛の原因はこの『バランスの崩れ』なのだ。んで、お医者さんが「筋肉を鍛えなさい」と言うのは「ロープを張り直して棒を直立させなさい」という意味。

しかし、だ。腰痛に苦しんでいる人が自分のロープ(筋肉)のどれが緩んでいて、どれが張りすぎていて、どれが長くて短くてなんて判断できるはずがない。むやみに腹筋や背筋の運動なんかやると、場合によってはさらに身体のバランスを崩したり、筋肉を痛めたりする危険性がある。特に背筋(脊柱起立筋群)は、ただ立っているだけで常に働いている状態。さらに腰痛の人は傾いた身体を支えるための負荷が加わる。そんな状態で筋トレなんかやったら……考えるだけで恐ろしい話だ。

ちなみに、背筋(脊柱起立筋群)はボディビルやウェイトトレーニングをやりこんでいる人でも鍛えるのに慎重になる部位。基本は週に一度だけ、過度な負荷をかけすぎないよう用心に用心を重ねてトレーニングする必要があるとのこと。それでも無理をしすぎて腰痛を起こす人が後を絶たないという。そういった基本的な知識もない患者さんに、具体的な指導も行わずに「背筋を鍛えなさい」なんて、私には口が裂けても言えないけどねぇ。

では、私たち南龍整体術では、このような場合はどのように対処するか?

棒(脊柱)と、それが立っている土台(股関節と骨盤)をまず調整し直立させる。ロープ(筋肉)の張り直しは患者さんの身体に任せる。例え話ではロープと書いたが、筋肉はどちらかといえば伸び縮みするゴムに近い。生き物が生まれながらに持っている自己調整能力を侮ってはいけない。

それでもなお「ロープ(筋肉)は太い方がいいんじゃないの?」と思う方もいるだろう。それはそれで道楽として、自己責任で鍛えてください。いくら筋肉を太く大きくしたところで腰痛の解消には基本的には役にたたない。

私の施術を受けて「身体が軽くなった」とおっしゃってくれる患者さんが多いが、これは全身のバランスが整い、重心が中心にストンと落ち、筋肉の不必要な緊張が取れたため。この時、起立筋群は最低限の働きしかしていないのだ。

繰り返すが、まず大事なのはバランス。偏った土台にいくら筋肉を付けても意味はないのだ。


追記:もちろん、筋力の低下による腰痛というケースが全くないわけではない。その典型的な例としては、大手術や大病をして長期間寝たきりだった場合だ。こういったケースでは腰痛以前に歩行もおぼつかなくなる。歩くための筋肉を使わなかったために身体が動かなくなってしまうのだ。ちょっと難しい言葉でいうと“廃用性萎縮”ってヤツだ。この場合は筋肉や関節をほぐし動かして、身体に再び力を与えるためのリハビリ・トレーニングが必須になる。それらのケースについてはまた後日書きたいと思う。

2009年2月12日木曜日

『スラムダンク』の安西監督のように

先日、腰痛で来院された私と同年輩の患者さん。十代の頃に柔道をやっていて腰を痛め、脊椎分離症と診断されたとのこと。

「とにかく辛かったですよ。痛みもそうだけど、オーダーメードのコルセットがキツくて蒸れてねぇ」

触診してみると、腰椎に大きな問題はない。今回の腰痛は他の部位に起因しているようだ。

「そうですか。そりゃ父親のおかげもあるかもなぁ、感謝しなきゃ」

聞けば、一緒に柔道をしていた父親が、負傷以来、様々なマッサージや手技療法を学んでは、毎日のように息子である彼に施術していたという。

「素人のやることだから、どれだけ効果があったのかは分かりませんがね」

患者さんはそう言って笑ったが、お父上の施術はかなりの効果をあげたのではないかと私は思う。子を思う親の心に勝るものはなく、そんな気持ちのこもった施術は、たとえ技術が拙かろうと、なんらかの効果をあげるものだからだ。

『アンビリバボー』というテレビ番組で、医者も見放した大怪我や大病からの奇跡の回復ストーリーをよくやっている。私はバラエティ番組をほとんど観ないのだが、あれだけはついつい見いってしまう。

あれらの回復譚は、介護やリハビリに携わった人(多くの場合、肉親や配偶者)の「よくなってほしい。なんとしても治したい。絶対にあきらめないぞ」という強い想いが、患者の心と身体に影響を与えて、人間が本来持つ回復力や順応力を引き出した結果であり、決してテレビで取り上げられた物語の主人公にだけ起きた稀有な奇跡ではないと私は考えたい。

もちろん、人生は時に残酷で、常に願ったような結果が得られるとは限らない。それでもあきらめない強い心を持ってさえいれば、いつの日か前へ進めるはず。一歩でも、半歩でも前へ進めば、必ず違った景色が見えてくる。そして、その景色が新たな力となるものだ。


おっと、話がずいぶん飛躍してしまったが、件の患者さんは施術後「すっかり楽になった。まるで自分の身体じゃないみたいだ」と喜んでいただけました。

痛みがある限り、必ず原因があり、それを調整し、取り除いていけば、必ず楽になります。今がどんなにツラくても、あきらめずに行きましょう。私たちはベストの施術をもって、痛みの消失までの最短距離をパートナーとして共に歩ませていただきます。それが私たちのプロとしての使命であり、プライドでもあるからです。

繰り返しますが、大事なのは、あきらめないことです。

「あきらめたら、そこで試合終了ですよ」

2009年2月9日月曜日

ちゃぶ台〜望郷のワセダービー編

聞いてちゃぶ台 見てちゃぶ台♪

昨日は「リビングにノスタルジックなちゃぶ台を買いました」ってな話を書こうと思ってたんだけど、高校時代に愛聴していた『サンプラザ中野のオールナイトニッポン』で歌われていたちゃぶ台の唄を思い出し……つい投げっぱなしのムチャぶりをしてしまいました。反省しております、はい(^_^;)

ちなみにちゃぶ台の上にのってるのは、当時サンプラザ中野が在籍していた早大政経を受ける受験生を競走馬に見立てた番組の名物企画『ワセダービー』に出走した幼なじみのオータユースケ君からもらったノベルティステッカー。

確か、彼のもとに百枚も送られてきて、二人して学校内から通学路の電柱まで、至るところに貼りまくったんだよなぁ。残ったこの一枚は、私自身の受験のお守りに取っておいたもの。

今度会ったら彼に返還して、思い出話を肴に一杯やりたいと考えている。

彼は福岡の民放テレビ局でアナウンサーとして忙しく活躍し、私は放蕩と放浪と流転を繰り返し、流れ着いたは静岡。なかなか再会の機会に恵まれないままだが。

記憶の中ではつい昨日のようだが、気付けば23年もの時間が過ぎてしまっている。思えば遠くへ来たもんだよ、まったく。

2009年2月8日日曜日

ちゃぶ台

聞いてちゃぶ台 見てちゃぶ台♪

ちゃぶ台かぶって はい、ガメラ♪


〜フォークデュオTHE花びら

2009年2月2日月曜日

忙中閑あり

最近、気候のせいか、ぎっくり腰で飛び込み来院される方が増えています。痛めてからあまり間をおかずに施術させていただけると、その分だけ痛みの引きも術後の治りも早いですよ。

さて、今日は仕事の合間にバードフィーダー(野鳥の給餌器)を作ってみました。材料はそこいらにあったペットボトルと割りばし。チャチャっと作って菜園のすみに設置。

材料費 0円

小鳥のえさ 248円

毎朝、小鳥のさえずりを聴き、可愛らしい姿を愛でながら飲むコーヒー Priceless