2011年5月25日水曜日

てつをか? 鉄か?

ジョギング中にまた転びました。これで二度目です。国1バイパスの側道、荒れまくった路面に足元を取られてヘッドスライディング。膝、肘、そして掌に擦過傷、砂利が食い込み、痛いのなんの(泣

痛みを堪えてピョンピョンと飛び跳ねながら罵詈讒謗の悪態をつきまくり。

「クソっ! なんで農道の方が路面がいいんだよ。国交省め、管理がなってねーよ。レンホーか? 仕分けのせいなのか? いや……これはゴルゴムの仕業!?」

そういえば、あのエセ貴族風ビラビラ立て襟の白装束は、どう見ても秘密結社の女幹部にしか見えない。そうか! そうだったのか!!

驚愕の事実に気付いた私は、すぐにスポーツショップへ走りました。


やはり悪と戦うにはフィンガーレスグローブが必需品……ではありませんw

転倒すると、どうしても掌にダメージを受けます。商売柄これはマズい。事実、今回もかなり深い傷を負ってしまいました。仕事にこそ支障はきたさなかったものの、これではプロとして失格。

万が一の場合に手を保護するためのトレッキンググローブです。甲側メッシュで通気性がよく、掌側は合革でしっかりガード。洗濯もオッケー。フィンガーレスにしたのは脱ぎ履きせずにiPhoneの操作ができるように。

べ、別に変身がしたかったワケじゃないんだからね! ……とか言いつつ、毎朝、このグローブを履くのが嬉し恥ずかしだったりするのです。いくつになってもオトコってバカだねぇ。

ちなみに怪我した直後は傷の深かった右手にだけですが、施術時にも履いていました。

「なんだか“念仏の鉄”みたいでしょ?」

若い患者さんはポカーン。そっかぁ、知らないかぁw 『必殺仕置人』に登場する山崎努演じる仕置人。表の顔は骨接ぎ師で、裏の顔はその怪力で骨を外して悪人を始末する。裏稼業時に革手袋を右手にはめるんだけど、あれはボウリングのプロテクターだったという話。

2011年5月8日日曜日

あしたか健康通信第伍号

あしたか健康通信第伍号が完成しました。画像をクリックすると拡大します。
今号では当院での施術について詳細に紹介しています。




↑割引券はプリントアウトでも有効です。ぜひご持参ください。
500円OFFの4500円で施術させていただくとともに、
震災の復興支援として、券一枚につき500円を
義援金として日本赤十字社に寄附させていただきます。

2011年5月5日木曜日

商売雑感

 数日前、ツイッターに以下のようなツイートを書き込んだ。

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 幼き日の母との会話。
「なんでウチ(呉服店)は日曜休みじゃないと?」
「商売人は人が遊んどる時に働くもんよ」
「でも普通の日も店を開けちょるわぁ」
「そらそーよ、皆が働きよる時には人より頑張らにゃ商売にならんがね」
 あしたか気功整体院、GW中も休まず営業中です。
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 これを読んだ母親から電話がかかってきた。彼女はひとしきり大笑いすると「そげなこと言うたかねぇ」とトボケてみせ、「人が遊びよる時に働くやら、オカーさんはもうイヤよ。人が働きよる時に遊びまわっとが楽しっちゃが♪」と憎まれ口を叩いてみせた。ま、それも真理の一側面ではあるな。

 父親とも話す。仕事が順調の旨を報告。電話の向こうでうなづく気配。

「でもな、コーちゃん『按摩の掴み穫り』は止めちょけよ。夫婦二人が食うてくだけ稼げれば上等ぞ」

 これまた上手いことを言う。しかし、確かにそうだ。あえて意地の悪い言い方をすれば、この商売は患者さんの痛みや苦しみをメシの種にしている。いかに患者さんに感謝されようとも、そこは己の分際をわきまえて、勘違いをせぬように心がけねば。

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 父母とそんな会話を交わした翌日、常連となっていただいている年配のMさんが来院。
「これ、良かったら飾ってやってくんな」と、手にしているのは縁起物の宝船。
「俺が作ったんだ。これもな、イチからクサを編んでよぉ」

 近隣の農家では、農閑期の副業として、こういった縁起物や注連縄などを作るところが多い。そういえばMさん、前回来院いただいた時に「アンタに(整体を)やってもらうと身体が楽で、仕事がはかどってなぁ。今度ひとつ持ってきてやるよ」と言ってたっけ。

 長年百姓仕事を続け、陽に焼けゴツゴツと節くれ立った手が作った宝船を、その手から直接受け取る。新年の初詣や、お祭りの縁日ではなく、普段着の日常に突然現れた縁起物。

 少し戸惑った私の顔を覗き込み「ほら、ここに『商売繁昌』も付けてきたからよ」とMさんニッコリ。その笑顔は七福神の布袋様のように福々しい。改めてありがたく押し頂く。私にとって、なんとも素敵で目出度いハレの日となりました。神棚の横に新たに棚を設え、大事に飾らせていただきます。

2011年5月2日月曜日

『ふくらはぎ』と秘伝

「このパンツ、試着していいですか?」
「どうぞ〜♪ それカッコいいんですよ。太腿はゆったりで、ふくらはぎから下はキュッと絞られてて……」
「おっ、ニッカボッカ風ですね♪」
「うちではジョッパーズって呼んでますけどw」

先日のことです。オートバイ用ライディングパンツを新調しようとMax Fritz ガレージ沼津で品定め中のオハナシ。

「あのぉ……ふくらはぎが入らないんですけど」
「あ、それは裾にチャックが付いてますから、それを開いて……」
「いえ、チャック開いても無理なんです」

トホホ、裾を絞ってるデザインだからそーいうコトもあるさ。そのための試着だもん。んじゃ、この軍パン風を。お、ふくらはぎ部にファスナーで開閉するエアーインテークが付いてら。これからの季節、こーいうのいいねぇ。

「ありゃ、これじゃファスナーを開けても風入ってこないなぁ。……つーか、取り入れ口のファスナー閉めたら脱ぎ履きにも苦労するくらいピチピチだぁ」

そんなこんなでアレコレ試したものの、どれもこれも『ふくらはぎ』がキツくてニンともカンとも(泣

一応、Max Fritzさんの名誉のために書いておきます。悪いのはデザインではなく、私の『ふくらはぎ』なんです。畸形的……と言っても過言ではないかもしれません。太いです。固いです。パッツンパッツンです。

遥か昔、格闘技に熱中してた頃に、向こう脛をビール瓶でコツコツ叩いて鍛えたりしましたが、その当時よりもガチムチしてきてます。向こう脛を走る前脛骨筋の太さは……我ながら異常かも。

ご希望の方がおられましたら来院時にお声をかけてください。存分にお見せします。触っていただいても良いですよ。なんなら蹴っていただいてもオッケーです。ちなみに、それで足関節やリスフラン関節を痛めてしまっても、施術料金を上乗せすることはありませんからご安心をw

んで、この一件ですぐに思い出したのは私が大好きな歌川国芳の浮世絵です。




どうですか? この『ふくらはぎ』の肉感的な力強さ。惚れ惚れしますねぇ。簡略化されているライン一本一本も、実は解剖学的に理にかなってます。この観察力と描写力、鳥肌が立つくらい凄いです。この一枚だけではなく、彼の浮世絵に描かれる英雄豪傑は皆力強い『ふくらはぎ』をしています。





ほらね♪ 調子に乗って、彼の春画もアップしたいところですが、それは道徳上控えます。興味を持たれた方はぜひ“歌川国芳 春画”で検索してみてください。そのエロティシズムに溢れる描写力、素晴らしいですよ。

おっと、調子に乗って脱線してしまいました。

モノを知らんどこぞのエセ学者さんは「西洋医学に基づき腑分けを行った杉田玄白らの『解体新書』以前の日本の医術は迷信と俗説が蔓延していた」などと言ったらしいですが、そんなウソ、臍が茶沸かすわ! 日本人ほど我と我が肉体について研究しまくった民族はいません。その生きた証拠こそが、私が身につけた南龍整体術。四百年以上前に関口流柔術の裏技として編まれた技術が今も通用する事実は、その当時の武術家がすでに人体に関して知り尽くしていた偽らざる証拠なのです。

考えてもみてください。この狭い島国で、クソ長い肉切り包丁(日本刀)を腰にぶら下げて、切った貼ったの戦を何百年も繰り返してきた民族が世界のどこにいますか? その結果、他国では見られないほど精緻かつ巧妙な武術が発展しました。そんなことを繰り返していて、研究探求大好きなこの民族が、人体の構造について知らないままでいれると思いますか?

エセ学者さんは、文献を引っ張り出して言います。「ほら、こんなところに心臓はないでしょ? この消化器系の描写もおかしい。だから日本人は人体について知らなかったんだ」と。現存する某武道の秘伝書も引き合いに出されます。

ダウト! この当時『人体内部についての詳細=人体の弱点』を知るということは、まさに流派にとって秘中の秘だったはず。実際、人体には『ある場所を、ある瞬間、ある角度で加撃すると即座に絶命、昏倒、悶絶させられる』という、まるで「お前はすでに死んでいる」のケンシロウのようなことが出来るツボ(?)があることを日本人は遥か昔に知っていました。そんな自らの手の内をさらすような秘密を誰でも読める文書で残すと思いますか? 秘術を漏らすような文書をわざわざ残すわけないでしょ? 私が師匠にこの術を学んだ今現在に至るまで、基本すべては口伝です。伝書にはわざとウソや反対のことを書いていた流派も少なくないんですよ。

ま、それと、私がMax Fritzのパンツを履きこせなせないコトとは別問題? そうじゃないと思うんだけどなぁ。往時と同じ身体の使い方をしていれば、歌川国芳の浮世絵そこのけに『ふくらはぎ』が異常発達しても不思議じゃないと思うんだけど……どうでしょ?