2013年12月31日火曜日

ご挨拶

 本年も、あしたか気功整体院を御贔屓にしてくださり、誠にありがとうございました。おかげさまを持ちまして、無事に年を越すことができそうです。

 今年は天候不良からくる体調の崩れもあってか、秋口からこちら、お久しぶりの患者さんを数多く施術させていただきました。

「良くなったら寄り付きもしないで、自分の都合の良い時だけ駆け込んでくるなんて、悪い患者だよねぇ。申し訳ないねぇ」と、あるご婦人がおっしゃいました。

 いえいえ、とんでもないことです。

 常々考えているのですが、私の商売は何とも因果なものです。他所様の痛み苦しみを飯の種にしているのですから。痛い時、苦しい時に私の顔を思い出してくださったのなら、それは私にとって何より嬉しい事なのです。

 とはいえ私自身がまだまだ修行中の身。至らぬ事も多く、力不足から失望させてしまうことも度々かと。それでも力の限り、全力を尽くし渾身をもって施術させていただきます。

 皆様の御多幸を祈る時、私のような者との縁は細く浅い方が良いとは思いますが、もし、お身体が辛い時、痛い時、その時だけでよいので私のことを思い出してくださればこれほどうれしいことはありません。どうぞ皆様、良いお年をお迎えください。

あしたか気功整体院 院長 加島光太郎拝

追記:年の瀬を迎え、少しおセンチになったのか、趣味のハーモニカでショパンの『別れの曲』を吹いてみました。拙い芸をどうぞお笑いくださり、善き大晦日の一興となれば幸いです。



2013年12月30日月曜日

初詣に出かける前に……響く拍手(かしわで)の打ち方。

 今年も残すところ、あと二日。ここまで来れば来年の話をしても鬼は笑わないでしょう。というワケで、今日は初詣のお話し。

 神道の礼拝は二礼二拍手一礼。この二拍手、皆さんは“響かせて”ますか? 「拍手の響きは心の響き」なる言葉もあるようですが、どうも見ているときちんと響かせている方は少ないようです。

 そこで、僭越ながら私めが“響く”拍手の打ち方をお教えいたしましょう!

 まずは悪い例をふたつ。ひとつめはこちら。胸のすぐ前、合掌した状態での拍手。
「何が悪いの?」と思われるかもしれませんが、これでは腕の筋肉(肘、手首の関節)を上手に使うことができません。胸や肩の力がある男性ならまだしも、女性だと、よほど力を込めても“ペチペチ”と情けない音になってしまいます。


 悪い例その2、御年輩の方によく見られる方法です。今度は手を伸ばし切ってしまいます。これで大きな音を出そうとするなら、大きく腕を引いて思い切り叩き合わせるしかありません。やってみると分かりますが、これ、けっこう手が痛いです。なにより初詣で込み合った神前では迷惑ですよねぇ。


  響く打ち方はフォームが大事。みぞおちよりも少し上、胸前30センチくらいの位置で手を合わせましょう。肘は軽く張りますが腕自体は指先までリラックスして。上から見た時に、両腕が円を描くように。大きな風船をやさしく抱きかかえるようなイメージです。
 そうしたら、右手を少し引きます。右手の指の付け根と左の手のひらを打ち合わせるようにしてみてください。ちなみに、これには「利き手を控えさせて、神様に遠慮する」という意味もあるそうです。


 簡単でしょ? ちょっと練習してみてください。このフォームなら、さほど力を入れなくても、大きく腕を振り回して両手を打ち合わせなくても“パンッ!”と響く音が出せます。

 実はこれ、人間の身体の構造からいって当然なのです。人の腕がもっとも力を発揮して、しかも細かい作業も上手に行えるのは、胸前30センチ四方の正方形状のエリアと言われています。つまり、上記のフォームはこのエリア内で拍手を打つ方法なのです。


 ぜひ新年の善き日に、上記の方法で拍手を響かせて神様にご挨拶なさってください。それで、もし良かったらお伊勢さんと各々の氏神さまの神札を頂いて帰りましょう。最近では壁掛け式の小さな神棚や洋室に合うデザインの神棚もあるんですよ。

 毎朝の二礼二拍手一礼。自分のやる気スイッチを入れるように「よし、一日を始めるぞ!」とシャッキリして気分いいですよ!

2013年12月27日金曜日

正しい姿勢、良い姿勢。



 自慢するわけじゃありませんが「先生、姿勢が良いですよねぇ」とよく言われます。そして、決まってこのような質問が続きます。

「何か、姿勢を良くする体操とかやってるんですか?」

 はい、姿勢を整えたり、リセットしたりする体操も確かにあります。しかし、その前に試していただきたいのが『意識』を変えることです。

 上の図を見てください。人間の骨格を真横から描いた図です。頭蓋骨の付け根、肩関節、股関節と真っ直ぐに線が引かれいるのが分かりますか? この画像では切れていますが、この下には膝関節、さらに足関節(足首)までこの線上にあるのです。

 これが人間の理想とする骨格バランスなのです。極論すると、このバランスが狂うことによって、腰痛、肩こり、膝痛などなど様々な不調が起きます。そして、このような歪みを正常なバランスに戻すことが当流の技術の根幹ともいえるでしょう。

 これは余談ですが、当院の施術を受けた後、車に乗り込んでから、なかなか発車できない方がいらっしゃいます。ミラーやシートの位置が、施術後の姿勢に合わなくなっているため再調整をされているのです。

 ともあれ、上の図のように人間の姿勢は、骨盤が水平垂直に起きて、その上に緩やかなS字を描きながら背骨が積み上がり、骨盤の真上に頭が乗っている状態が理想なのです。この図をしっかりと思い浮かべることができるようになることが大切です。
 そして、一日に一度でいいので、この正しい骨組みと、実際の自分の姿勢とを比べてみてください。食後の歯磨きの時には必ず鏡の前に立つでしょうから、この時間を利用することをおすすめしています。

 これが簡単なようで結構難しいのです。自分の身体なのに、最初はどこをどうみれば良いかも分からないかもしれません。それでも、ぼんやり漫然とではなく、しっかり意識して自分の姿を見ることを続けてください。一日に一度、数分でけっこうです。続けることで、必ず自分の姿勢を感じられるようになります。これが正しい姿勢、良い姿勢への第一歩ですよ。

 そして、自分の姿勢が「歪んでいるな、傾いているな」と感じたら、試していただきたい方法があります。

 こちらは簡単。自分の頭が『風船』だとイメージして、その浮力に引っ張られて、頭がフワフワと上へ上と持ち上げられるの想像しながら姿勢を正してみてください。

 これは歩くのに疲れてきた時や、階段を上る時にも有効です。イメージひとつで、身体を楽に使えるようになるのを実感できるはずですよ。

 姿勢の傾きや歪みをリセットする体操についてはまた次回。(続く)

2013年12月7日土曜日

見えてるの?

 お友達を連れて来院されたお馴染みの患者さん。

 まずはご自分の施術から。「ほら、痛くなかったよ。大丈夫、絶対に気持ちいいから」と、お友達とバトンタッチ。

 で、お友達の問診触診を始めると興味深々。そりゃそうだ。自分が施術を受けてる様子は見る事はできないからね。せっかくなので彼女をそばに呼んでちょっとだけ解説。

「ほら、背骨がこっちに歪んで、こちらの肩が高くなってるでしょ? それで、ここを触ってみて。背中の筋肉がこっちだけ硬い。ね? 辛いのはココでしょ?」

 お友達は「何で分かるんですか?」とビックリ。それを見てお馴染みさんもビックリ。

 二人ともマジックを見てるような顔をしていましたが、不思議でも何でもないんです。私の使う南龍整体術は“学問”であり“技術”。四百年間、人の身体と向き合ってきた先人たちの知恵と工夫の蓄積は、一般の方の想像の及ばぬ高みまで昇華されているです。

 ところが、常連さんは「先生……骨が見えてるんですか?」

 いや違うって。ちゃんと見立て法があって、それに沿って判断してるだけw

 施術は進み、脊柱の調整。ズレは2カ所。

「はい、こうやって手を組んで……(パチン!)、今度はこうね。はい、天井を見上げて……(パチン!)。こっち来て見てごらんなさい。さっきはS字に曲がってた背骨が……ね? もう真っ直ぐ」

「……先生、やっぱり見えてるでしょ?」

 違う違うw これもまた技術。人間の指先はミクロンレベルの感覚を持っています。訓練次第で服の下、皮膚や筋肉の下の骨の状態を触り当てることは造作もないことなのです。

 さらに施術が進むと、またも「やっぱり見えてるでしょ?」……って今度は何?

「だって、先生、全然手元を見てないもの。どこか空間を睨んでる感じ。何が見えるんですか?」

 いやいやいや、違いますってば! 見えてるんじゃなくて、目を使ってないだけ。手指の接触部の感覚で骨の位置や動きを認識してるんですよ。それでなくとも手元に眼を落とすと、身体のバランスが崩れて、今度は私自身の使う“体術”が狂ってきますから。

 それに、伝統的にこういった手技療法に就くのは晴眼者ばかりじゃないのは、そういうことなんですよ。座頭市とか……って、若い彼女は知りませんでしたけど。

 まぁ、流派によってはこういうのを『想像を絶する修業の末に得た神通力で云々』とやってるところもあるらしいですが、当流は御宗家からして「わしゃ、そんな虚仮威しで客を呼ぶんは好かん。そんなんせんでも黙って治しゃええだけや」と。

 だから、私は霊感とか、千里眼とか、スーパーマンのような透視能力は持ってません。皆様と同じ、極々普通の人間です。特に女性の患者さん、どうぞご安心を(ってどういうこと?)。

2013年11月27日水曜日

『炭水化物が人類を滅ぼす』を読んで糖質制限ダイエット実行中!

 患者さんからの良くある質問。
「先生、痩せる整体ってないですか?」

 これに対する私の返答は決まってこうだった。
「もし、そんなものがあれば、今頃私は億万長者ですよ」

 事ほど左様にダイエットとは難しい……と、考えていた時期が私にもありました。一冊の本と出会うまでは。

 その本とは夏井睦氏の『炭水化物が人類を滅ぼす 〜糖質制限からみた生命の科学』。

 形成外科医である夏井氏は『傷はぜったい消毒するな』という一冊で創傷治療に大変革を起こした人物。すなわち、それまでの常識である受傷後の消毒、ガーゼによる乾燥を否定して「ラップを巻く」ことで傷の治りを早めた上に傷跡も残さないという驚異的な治療法『湿潤療法』を提唱し、医学界にパラダイムシフトを起こしたのだ。キズパ○ー○ットなどフィルムタイプの新しいタイプの絆創膏が世に出たのは氏の功績といってもいいだろう。興味のある方は、氏のホームページ新しい創傷治療を見ていただきたい。

 この『傷はぜったい消毒するな』が非常に面白い本だったので、、なんとなく『炭水化物が人類を滅ぼす』も手に取ってみたのだが、この時はダイエットしようなどという気は微塵もなかった。糖質制限についても漠然とした知識こそあったものの、凡百あるインチキまがいのダイエット法と似たり寄ったりのものではないかと疑っていた。

 しかし、だ。あえて内容は割愛するが、本書は予想以上に面白く、私の知的好奇心を非常に満足させてくれた。そして「自分でも糖質制限を行ってみよう」と。

 私自身は糖尿病ではないし、体重こそ78.8kg(ちなみに身長170cmなので標準体重は63.6kg)と標準を大きく越えてはいるが、見た目よりも骨太の筋肉質なので、こんなものだろうと考えていた。少々太すぎる腹回りも年齢なりではないか、と。それでもダイエットに挑戦してみようと思ったのは、本書の内容が非常に刺激的で、ぜひ自分の身を持ってこれを体験してみたかったからだ。

 やり方は実に簡単。

1、ご飯、麺類、パンなどの主食の摂取を一切止める。
  メニューによってはご飯を豆腐に置き換え。

2、おかず類はそのまま。
  厳密に糖質制限するには調味料としての砂糖やイモなどの根菜類も避けるべきらしいのだが、私は気にせず。

3、お菓子スナック類厳禁
  これは言わずもがな。しかし適量の果物類と“たまのご褒美”はOKとした。

4、お酒はビールと日本酒がNG
  スタート時には禁酒していたし、私は元から基本麦焼酎しか呑まないので問題なし。

 やったのは、本当にこれだけ。嫁さんも「私もやってみたい」と言うので、二人で試しに一週間だけ……と思ったのだが、四、五日して体重を計ってみると、その時点で76kg台まで落ちていたのだ。

 いきなり2kg減!? これまでジョギングをしても、スイミングをしても75kgを切るのに何ヶ月もかかったのが噓のような急激な減少。その後の体重の推移は下のグラフの通り。


 飢餓感も苦痛もなく、信じられないくらいスルスルと体重が落ちるとともに、体調の変化が表れた。

 まずは排便の変化。それまでほぼ毎日催していたのが、糖質制限開始直後には数日間の便秘になる。それでも体重は減って行く不思議。一週間ほどでしっかりとした量が出るようになり、現在ではだいたい二日おきのペースとなっている。

 そして内臓脂肪の減少。これは趣味のハーモニカを演奏していて気がついた。体重が75kgを切るようになってから、自分の吹く音がやたら心地よく感じられるようになったのだ。急に上達したわけではない。なんというか腹に響くのだ。息も長く続くようになりロングトーンも清々と、ベンドやバンプといったテクニックも無理なく出来るようになる。さらには、演奏時に自分の横隔膜の動きを感じられるようにまで。きっと腹腔内の内臓脂肪がデッドニング材として音の響きを抑え、横隔膜にぶら下がった重りとして動きを制限していたのだろう。

 一週間ほど前から飲酒も再開。それでも体重の減少は止まらず。ある日などは呑みすぎてしまい、明らかに体内にアルコールが残った状態で目覚めたのだが、それまでの二日酔いにあったような頭痛や胃もたれ、嘔吐感など一切皆無。当たり前に午前中仕事をこなし、午後には残っていたアルコール感も消失。これは『炭水化物が人類を滅ぼす』にある筆者の体験談そのままだ。

 なお、嫁さんは仕事の都合で週に二日は午後10時を過ぎての遅い夕食となるし、糖質ゼロをうたった第三のビールを毎晩2〜3本呑んでいるのだが、それでも体重は減少。ウエストサイズが大きく変わってパンツ類をすべて買い替えるまでに。

 私の場合は本書を読んで主食に対する意識の変化が起きていたので止めるのに迷いはなかったが、嫁さんは糖質制限に関して全くの予備知識ゼロ。続くかどうか不安だったがい「別に辛くないよ」と平気な顔。元からご飯や麺類が嫌いだったわけではないし、とりわけパンは大好物だったのだが、今は食べたいとも言わない。「ダイエットってこんなに簡単だったんだね」とケロっとしている。いやはや我が女房ながら大したもんだ。


 今日に至っては遂に71.9kgをマーク。まさかの60kg台が目の前である。「試しに一ヶ月」と思って始めた糖質制限であるが、もう少し続けてみるつもり。納得のいくところまでやってみて、場合によっては仕事としてではなく、経験者として患者さんの相談も受けることができるかなぁ、と。

 ぜひ続報にご期待ください。

2013年11月14日木曜日

転倒、脱臼、アドレナリン

【ご注意】
下記のオートバイでの転倒は本年2月の出来事です。
多数の方にご心配をおかけしました。
勘違いさせるような書き方をして申し訳ありません。




 時速50kmで走行中、突然オートバイがコントロール不能になった。ハンドルは大きくブレて抑えが効かず、車体を捻らせるように蛇行し、私を振り落とさんばかり。

 下り坂の片道1車線、左にはガードレールで、その向こうは崖。道は数十メートルの直線の後、右に大きくカーブしている。とてもこんな状況で曲がりきれるはずがない。かといって止まることもできない。バイクは身を捩りつつ左へ左へと寄って行く。ガードレールに激突して230kgの車体でサンドイッチにされるのは勘弁だ。

 私が取れる行動はひとつだけ。バイクを立て直そうとする抵抗を一切止めた。

 途端に左半身を凄まじい衝撃が襲った。路面に叩き付けられたのだ。受身を取る暇など微塵も無い。それでも無意識にしっかりと顎を引き、頭を打たなかったのはかつて武道で散々練習したおかげか。

 バイクは私の股間から抜け出て、部品をまき散らしながら路面を滑って行く。私自身も滑走しながら不思議と冷静にその様を見ていた。

「ガリガリいいながら滑ってらぁ。カウルはもうダメだなぁ。エンジン傷だらけ。けど、映画みたいに火花は出ないんだな。ヘッドカバーはアルミだもんな。修理、幾らかかるだろ。部品出るかなぁ……うわわ頼む! お願いだからガードレールにぶつかる前に止まってくれ!」

 バイクも私もズタボロになったが、なんとか崖下に飛び出したり、ガードレールと衝突したりすることなく止まった。すぐに跳ね起きてバイクに駆け寄りエンジンを切る。ついで引き起こして路肩に寄せようとした時に、初めて自分の身体の異変に気付いた。

「……ありゃ? 左肩外れてるわ」

 左腕がダランとしたまま上がらない。路面に叩き付けられたショックで左上腕骨頭が前に滑り出してしまったようだ。指は……動く、握れる。よし、神経の引き抜き損傷は起きてないな。転倒の興奮からか痛みを感じないのはアドレナリンのおかげ。ならば今のうちにとジャケットの下に手を入れ、骨を探り当てると強く押さえながら左腕を……振り回す!

『ゴキュッ!』と聞き慣れた音がして、脱臼していた肩関節が正常な位置に収まる。腕に力が戻ったことを確認すると、ふたたびオートバイに駆け寄った……。


 駆けつけてくれたバイク仲間の助けを借りて事故処理を済ませた後、私はこの日二つ目の大きな過ちをしでかしてしまう。

 仕事をしてしまったのだ。

「どんな事情があれ、予約を断るわけにはいかない」と、ええカッコしいは自分の悪い癖。痛みを堪えつつ荒い息で脂汗を流し、足を引きづりながらの施術。それがどんな結果を生むかは……。

 本来、肩関節の脱臼は整復後最低でも48時間は要安静である。三角巾で腕を吊っておくのが望ましい。両上肢の重さは体重の約9%。私の場合は片腕3kg以上ある計算だ。つまり、普通に気を付け(下垂位)してるだけで肩周りの痛めた靭帯や筋肉を引っ張る拷問を受けているようなものなのだ。動かしたりすれば尚更。

 受傷直後の処置を誤ると、かつての名横綱千代の富士のように脱臼癖に悩まされることにもなりかねない。

知識としては知ってて、頭じゃ分かっていたんだけどねぇ……舐めてました。転倒したのが今年の2月。その後、2〜3ヶ月は立て続けの施術や、長時間のライディングなどで肩や腕に無理がかかると関節に痛みが出て、たびたび鎮痛剤のお世話に。ここ最近、ようやく違和感が抜けてきたところ。

 ナントカの不養生じゃないけど、予見できていたのに半年以上も苦しむとは、我ながらお馬鹿さんである。どうぞ皆様におかれましては、これを他山の石とせぬようご忠告申し上げる次第であります、ハイ。


 ついでに……あえて言うなら、それでもこの程度の怪我で済んだのはしっかりプロテクター付きのジャケットを着て、オートバイ用の頑丈なブーツを履いていたから。やはり装備は大切です。ライダー諸氏、リスク管理いたしませう。あと、最低限の受身は稽古習得しておいた方が良いかな。

 そうそう、最後にもうひとつ。バイクが操作不能になった原因はフロントタイヤの空気圧不足でした。バルブが劣化してひび割れが入っていたところに道路を横切る排水溝を乗り越えたショックで一気に空気が抜けてフロントが暴れ出した、と。

 今振り返ってみれば、あの日、確かに操舵が鈍かったように思われます。ちょうど前後のサスペンションを新調した後の初試走だったので「だいぶ乗り味が変わったなぁ」と呑気に考えてましたが、相応の危険サインが出ていたのかも。

 中古で購入した20年以上前のオートバイ、どこがどう壊れても不思議じゃないのだから、目配り気配りを怠った責任は自分にあります。これも骨身に沁みました……脱臼しただけに、ヨホホホホォ〜♪

2013年11月4日月曜日

『疾患名』という呪い



【ケース1】

「先生、私の腰ヒドいでしょ?」

「う〜ん、軽症ではないですねぇ」

「そうでしょ。もう20年になりますから。その時は病院で“ヘルニア”って言われました」

「なるほど。しかし今は椎間板ヘルニアは出てないですよ」

「そうでしょ。その次に行った病院では“キョウサク症”だって」

「ん? こういう痛みの出方は脊椎間狭窄症の症状ではないですよ」

「そうでしょ。去年は“ブンリ症”って言われたんですよ」

「………はぁ」

「でね、先生、私の腰痛の原因は何なんでしょうね?」

 椎間板ヘルニアも、脊椎間狭窄症も、腰椎分離症も、酷い腰痛を引き起こす疾患ではありますが、この三つが併発している方を私は見た事がありません。というより、万が一にも併発したならば、当院に歩いておいでになることなど不可能です。なぜ医師によって診断がコロコロ変わるのでしょう?

 腰痛の原因にはなぜかトレンドがあって、同じ症状であっても受診した年代によって疾患名が変わります。そして、テレビの健康番組やお医者さんの書く腰痛予防本に、その疾患名が多く取り上げられます。なぜでしょうねぇ。

 ちなみにこの患者さんの腰痛の原因は全く別のところにあり、当院での調整で長年の腰痛から解放されたと大喜びでした。


【ケース2】

 ギックリ腰だと駆け込んで来た患者さん。

「これはギックリ腰ではなくて、ごく軽い急性の“椎間板ヘルニア”です。背骨を整えておきましたから、これで痛みは取れるはずです。もし一週間たっても痛ければもう一度見せてくださいね」

 一週間後、この患者さんから電話がかかってきました。

「先生、あの後に病院に行ってきたんですけど、検査の結果“椎間板ヘルニア”ではないって」

「ほう、では何が原因だと?」

「お医者さんは『分からない』って」

「……なるほど。それで、まだ痛いですか?」

「いえ、痛みはすっかり取れました」

「で、病院で何か治療を受けたのですか?」

「いえ、なにも。痛み止めと湿布を貰っただけです」

「そうですか。じゃあ良かったじゃないですか。ヘルニアが治って、痛みも取れたんだから」

 患者さんの声はなぜか少し不満そうでした。軽い椎間板ヘルニアの場合、施術によって椎間板が元の位置に収まります。レントゲンを撮っても、MRIやCTスキャンにかけても写りゃしません。私たちはそんな大仰な道具を使わなくても、指先の感触と四百年以上の経験の蓄積から皮膚の下、肉の奥の骨の状態を読み取ります。

 しかしまぁ世間的に、最先端の医療機器と、一介の整体師の指先と、どちらを信じるかと聞かれれば……ねぇw 


【ケース3】

「先生、こんなに痛いのに病院では『どこも悪くない』って。“老化”のせいだって」

 ベッド上でうつぶせや仰向けに体位を変えるのにも悲鳴を上げる患者さん。

「あ、これは折れてます。“圧迫骨折”です。背骨のひとつに大きな力が加わってヒビが入っちゃってます。前に行ったのとは別の、できるだけ大きな病院でもう一度受診してください。しばらくは絶対安静になるはずです」

 数日後、この患者さんから電話がありました。

「先生のおっしゃった通り、やっぱり圧迫骨折でした。今日から一週間入院です」

 患者さんの状態を観察し、患部を触ればすぐに分かるはずなのに、なぜ最初の病院では見落としたのでしょうか。電子カルテを付けるのに忙しかったから? たまにはモニタから顔をあげて患者さんと正面から向き合っては如何ですかねぇ。

2013年11月1日金曜日

5周年

本日、あしたか気功整体院は開院5周年を迎えました。

とはいえ、特別なことをするわけでもなく、
いつもの通り施術室を掃除し、
電話を受け、患者さんを迎え、
心を込めて施術を終えたら、
「どうぞ少しでも楽になりますように」と
祈りを込めて頭を下げ、送り出す。

手が空けば楽器の練習をしたり、
本を読んだり、猫と戯れたり。

5年間、そんなことを続けてきました。
いや、続けさせて頂くことができました。
本当にありがたいことです。

この術を授けてくれた師匠に感謝。
支えてくれた女房に感謝。
私の腕を信じてくれた患者さんに感謝。
すべての人に感謝。

6年目もぼちぼち、ゆっくり歩んでまいります。
今後ともどうぞ御贔屓に。


あしたか気功整体院 院長 加島拝

2013年10月24日木曜日

三つ子の魂 杵柄取ったら 踊り忘れず




 私がキャンプ遊びを覚えたのは大学に上がった18〜19歳の頃。当時憧れていた風間深志さんのお店に入り浸って少しづつ道具を買いそろえ、その頃乗っていたヤマハDT50のリアに括り付けて気分だけはパリダカールラリー……だが、実際にテントを張って野営したのは数えるほど。せいぜいがアパートの室内で液燃ストーブを焚いて火事を起こしそうになったり、アーミーナイフを持ち歩いてまわりに見せびらかしたりが関の山。

 そんな妄想キャンパーが何を思ったのかキャンプ道具一式を抱えてオーストラリアに渡ったのが21歳の時。ワーキングホリデー制度を使っての渡航だった。

 シドニーでポストオフィス払い下げのおんぼろホンダCT110(ハンターカブ)を買い、目指すはオーストラリア大陸一周。あちらではハイウェイ沿いの町々にキャラバンパークと呼ばれるキャンプ場があり、そこを泊まり歩きながら旅をしようという算段。

 野球をやったことないのにいきなりメジャーリーグに挑戦……という例えは少しオーバーかもしれないが、未経験者同様の素人がいきなり海外キャンプツーリングなど今考えればムチャクチャである。案の定、散々泣きを見た。寒さに震え、暑さに悶え、バイクは故障、食い物の違い、言葉や文化習慣の壁。よくもまぁ死なずに帰ってきたもんだ。出会った人々の助けがあったればこそである。

 もちろん、素晴らしい経験も数々あった。大陸のど真ん中、連中が言うところの"middle of nowhere"の静寂、地平線まで続く真っ直ぐな道、海岸線から100キロ以上離れた荒野で嗅ぐ潮の匂い、満天の星空は南半球の見慣れぬ配置。酒の味を覚えたのもあっちだったなぁ。ま、それらはまた別の話だ。

 帰国後、ちょこちょことキャンプ遊びは続けていたが、いつの間にか興味は失せ、キャンプ道具は仕舞いっぱなし。「俺はもう散々やって卒業したから」と聞いた風な口をきくように。

 それが昨年12月、バイク仲間に誘われて久しぶりの野営。物置からキャンプ道具を引っ張り出して、テントに霜が降りるような寒空で一晩寝たら……なんだかスイッチが入ってしまったようで、そこからキャンプ遊び復活。


 オーストラリアでも使った古いテントを繕って撥水加工を施したり、煤まみれヘコミだらけのコッヘルやパーコレーターを磨いたりして20数年モノの道具を手入れしては喜び、シュラフやマット、ランタンなどを買い替えてその進化に驚き、時の流れをしみじみ感じ入る始末。

 現在ではひと月に1〜2回、暇な平日の昼間にフラッとバイクで出かけ、伊豆や朝霧高原、富士五湖など近場のキャンプ場に幕営。星空の下、普段は呑まぬ酒をやりながら、焚き火を熾し、飯を炊き、肉なんぞを焼き、何年習っても上手にならないハーモニカをプカプカやって悦に入っている。たまには貧乏学生時代に食べたくても買えなかった食材(それでも高くてせいぜい千円前後の品なのだが)を前に一人ほくそ笑んだり。


 翌朝はコーヒーとパンの朝食をすませて素早く撤収。昼前には帰宅して仕事に戻る。嫁さんには「なにが楽しいの?」と呆れられ、私自身も「なにが楽しいんだろ?」と自らに問うも「だって楽しいから!」としか答えられず苦笑い。まぁ、夜の巷で鯨飲したり、おネェちゃんと戯れたりするよりはずっと安上がりだし健康的なので、これもまた良し。

 患者様におかれましては、電話(院を出る時には携帯電話に転送しています)にて「ごめんなさい。今、伊豆(西湖、あるいは朝霧)にいるんで!」と私が謝った際、あるいは留守番電話に転送された際には、ご迷惑をおかけしますが「ああ、またどっかでキャンプしてるんだな」と思ってやってください。リフレッシュ後はいつも通りキッチリと施術させていただきますので。

2013年10月21日月曜日

悲母観音 


その若いお母さんがひどい腰痛で来院されたのは、産後数か月のことでした。まるでロボットのようなぎこちない歩き方、診療ベッドの上がり下りや、ベッド上での寝返りでは痛みで唸るような低い悲鳴を上げるほど。

 痛みは出産直後から。以来、苦痛に耐えながら歯を食いしばって育児を続けてきたとのこと。「でもね、赤ちゃんを抱っこもしてあげられないダメな母親なんです」と、ほろほろ涙をこぼします。

 そんなことない。彼女は少しも悪くありません。

骨盤は背骨の一番下にある仙骨と、その左右にある羽根のような二つの腸骨の三つの骨が組み合わさってできています。

 出産時、左右の腸骨をつなぐ恥骨結合が緩み、腸骨が広がることによって産道を確保、出産となるのです。

 そして出産後、広がった骨盤は約一ヶ月ほどかけてゆっくりと正常な位置に戻ってきます。日本では昔からこの期間のことを『産後の肥立ち』と言い、安静にして母体をいたわるのが当たり前でした。

 ところが彼女の場合は初産、しかも帝王切開で出産したわずか三日後から「動かないと手術痕が癒着するから」と立って歩かされたというのです。「痛くて痛くて倒れそうになりながら病院の廊下を往復しました」

 そのせいで仙骨と腸骨の継ぎ目である仙腸関節が正常な噛み合わせに戻らず、体重がかかると強烈な痛みが出てしまうようになったのです。私に言わせれば、こんな無茶はありません。病院に対して怒りさえおぼえました。

 骨盤の調整は当流のもっとも得意とするところ。「大丈夫、必ず治るから。赤ちゃんを抱っこできるようになるからね」と彼女を励ましながら施術すること数度、徐々に痛みも引き、骨盤の状態も安定。

 最後に「これで様子を見てごらん。痛くなったらまたおいで」と彼女を帰したのが一年以上前のことでした。

 先日、その彼女から再び電話。

「お久しぶりです! 二人目を出産したのでまた診てもらいたいんですが」

 元気そうな声。嬉しかった。本当に嬉しかった。来院した彼女は母親としての強さと自信に満ちあふれています。蒼い顔の不安そうな女の子はもうどこにもいません。聞けばあの後、痛みは噓のように消えたと。おそらくは初めて見たであろう彼女の心の底からの笑顔は、私にとって何よりのご褒美となりました。


 妊娠出産は女性にとって一世一代の大仕事であり、母体へは大きな負担がかかります。これはどんなに医学が進歩しても変わることはありません。当流には、そんな女性の命をかけた頑張りを助け支えるための技術が四百年以上前より伝わっています。
 特に産後の不調は骨盤の異常に端を発していることが珍しくありません。お悩みの方、ぜひ一度当院にご相談ください。

2013年10月18日金曜日

殺されるより始末が悪い



『医者に殺されない47の心得』(近藤 誠/アスコム)なる本がベストセラーとなっています。

 私も読んでみました。内容を要約すると『余計な心配を増やすだけだから検診は受けるな。薬は新たな病を呼び込むだけだからできるだけ飲むな。ガンの治療はするな、手術はできるだけ受けるな』と。

 私自身、ガンが他人事とはいえない年齢に差し掛かっていることもあり、なかなか面白く読ませてもらいました。

 本書中にはお医者さんのトンデモ話が数多く紹介されていますが、これは何もガンなどの命に関わる病気に限った話じゃありません。逆に腰痛や肩こりなどは『命に直接関わらない』だけに、呆れるのを通り越して笑っちゃうくらいのトンデモが日常的に行われているのが現状です。


・とりあえず湿布を出す。

 患者さんが「痛い」と言えばまず湿布。急性痛でも慢性痛でもお構いなし。そもそも湿布薬は炎症を起こした患部を冷やすために考え出された処方。昔は水で溶いたメリケン粉をガーゼに塗って患部に貼ってたんです。なお、スースーするのはハッカの成分。薬でも毒でもない。気休め以上にはなりません。家庭で簡単に氷が出来る現代においてはアイシングをかけた方がはるかに効果的です。

 温湿布も然り。練り粉の中にカプサイシン(唐辛子成分)などの熱を感知する神経に作用する物質が入っており、それによって湿布を貼った部分を身体が「暑い」と勘違いし、皮膚温度を下げるために血流を増やします。その結果体表の温度が1〜2度上がるのです。そんなまどろっこしいことをしなくても肌着の上からホッカイロを貼るだけで40度前後まで上がります。

 最近ではモーラステープに代表される経皮鎮痛薬を乱発するお医者さんも多いですが、光線過敏症などの副作用の報告も多々あるのに、よく使うなぁと少々呆れております。

・レントゲンやCTスキャン、MRIなどを使っても原因不明。

 激痛でのたうち回っているのにお医者さんに「どこも悪くない」と言われた末に来院した方に多いのが椎骨(背骨)の圧迫骨折。触診すれば分かりそうなものなのにねぇ。それでなくとも「最近のお医者さんはパソコンの画面ばかり見て、私を見ない。触りもしない
」との愚痴をよく聞かされるので、さもありなんといったトコロではあります。

・曰く「軟骨がすり減って骨同士がぶつかってる」

 え〜と、そんな状態であればすぐにでも手術が必要になると思いますが? 中には「軟骨は減ったら再生しない」というエセ健康食品の嘘っぱち宣伝文句そのままに患者さんを説き伏せようとしたお医者さんもいらっしゃったようです。……なんだかなぁ。


 こんな事例を挙げていけば、私の場合47では収まりきらないかもしれません。


 一般的に腰痛や肩こりで命を落とす人は稀です。大手術や高価な新薬も使われることはありません。あえて意地の悪い言い方をすれば『商売にならない』ために現代医学では後回しにされてきた分野といっていいでしょう。

 しかし、命に別状ないからって痛みを放置していいって話にゃなりません。豊かでより良い人生を送るのに痛みは大敵です。当流では四百年以上前からそのことを熟知し、技術の研鑽と伝承を続けてきました。「どこへ行っても治らない」とお悩みの方、ぜひ一度当院にご相談くださいませ。

タイ王国の諺に曰く「早道をしたければ古い道を行け」ですよ。

2013年10月11日金曜日

商売雑感

夫婦共々気に入って、ここ1〜2年ほど通っているラーメン屋へ。

店主は留守。店員と他の客との会話を聞くとはなし聞いていると、関西方面へ勉強のために長期で出かけているらしい。Facebookでここ最近各地のラーメンの名店を飛び回ったり、短期の修業に出ているらしいのは知っていた。

「頑張ってるんだ。人を雇って自分が休めるほど商売も好調って今時羨ましいよなぁ」

で、いつものラーメンが出てくる。ひとくち啜って……言葉がない。丼から目を上げると嫁も複雑な表情をしている。ここは黙って箸を進める。

店を出て、クルマに乗り込んでからポツリ。

「味……落ちてたよなぁ」
「今までのと別のラーメンみたい。出汁から違ってた」

私も嫁さんも、どこぞのニヤついたイタリアンシェフのような『絶対味覚』を持っているわけではないが、二人が二人とも味の変化に気が付いたということは、他のお客さんもきっと同様だろう。

以前、私の大仰な褒め言葉に、若い店主は「僕は本格的なラーメンの修業をしてこなかったから、時々味が変わるんです」と照れながら謙遜してみせた。確かにその通りだったが、変化はしても決して劣化はしていなかった。しかし残念ながら今回は違うのではないだろうか。

これが店主が長期間店を空けていることと関係ないはずがないだろう。大好きな店なだけに残念であり、一時的であってほしいと願う。店主が厨房に戻ることで元の味を取り戻してほしいものだ。

いつも同じクオリティを維持して仕事をするというのは難しい。もちろん御代を頂く以上は平均点以上は当たり前。私自身も常々悩むところではある。

「あそこの先生、最近バイクに乗って遊び回ってばかりいるから腕が落ちたわよ」などと噂されないようにしなければ。さらなる精進が必要だろう。

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私は散髪を近所の激安大手チェーン店でやってもらっている。

月に2回、注文はいつも決まって「横と後ろは刈り上げて。上も短く!」

その時々によって担当の理容師さんは変わる。腕もまちまち。
豪快な感じさえする大柄な男性が、チビチビと神経質に切り進め「まだ長いですか? もう少し短くしていいですか?」と再々鏡を持ち出す。

有無を言わせずバリカンでガガッと青々と刈り上げてしまう女性。うん、リクエスト通りで文句はないんだけど、もうちょっと丁寧に扱ってよw

顔を当たる若いお兄ちゃんの手元がおぼつかないと思ったら、本式の剃刀ではなくI字の安全カミソリを使ってて「これじゃ仕方ないわなぁ」と思っていたら、何も言わずとも熱心に鼻下髭のキワを整え始める。あの兄ちゃんはきっと腕を上げるだろうなぁ。

シャンプーでは客の誘導の手際が如実に表れる。同じ言葉遣い、同じ手順、似たような力加減でも王侯貴族のような気分にさせてくれる担当さんもいれば、自分の頭がジャガイモか何かのように突っ転がされている気分になる時もある。

職種こそ違えど同じくサービス業に携わる者として、サービスを受けながら、その難しさを改めて感じる貴重な時間だったりする。

先日気付かされたこと。
お客さんのお返事を受ける際、その言葉に被り気味にさらに言葉を返すのは止めた方がいいな。私も施術中によくやってしまうが、これは宜しくない。自分がやられてみて気分が良くないのがよ〜く分かった。確認のための問いかけで返事の内容はわかっているとしても、まずはしっかり受けとめるべき。

まだまだ勉強することはいくらでもある。

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開院当初からお世話になっている広告会社の担当さんが結婚出産を機に休職し、引き継ぎの挨拶に来たのはいつだったか。

その時、新担当さんに「例年お願いしてるんだけど9月には折り込み広告を入れたいし、11月に周年記念のご案内ハガキか、もしくは年賀状の印刷も頼むつもりだからよろしくね」と伝えたはずなのだが、それっきりで音沙汰もない。

小さな仕事だから忘れられてるのかもしれないけど……残念だなぁ。前の担当さんは抜けてるトコロもあったがとにかく一生懸命な女性で、非常に良い仕事をしてくれていた。

これじゃせっかく彼女が作り上げて来た信頼関係が無駄になってしまうよ。

とはいえ私自身もせっかく頂いた御縁を踏みにじって、後ろ足で砂をかけるような真似を何度もしてきた。不義理の末、二度と顔向けできない人は両手両足じゃ足りない。『人間失格』とまでは言わないが、恥の多い生涯であることは間違いない。

エラそうなことを言えた義理じゃないから説教なんかする気もない。もし、ここを見てたら電話してよ。一回お茶くらい飲みにおいで。大丈夫、顔は怖いかもしれないけど鬼じゃなし。取って食ったりはしないからw

2013年10月7日月曜日

赤ひげ先生


「ばかもん!!!
なぜこんなに酷くなるまで放っておいたッッッ!」

……と、開口一番に患者さんを怒鳴りつける整体やカイロプラクティックの先生がいます。どうも近隣にもそんな先生がいらっしゃるらしく、当院においでになる患者さんからも噂を聞きます。

まるで三船敏郎演じる赤ひげ、
あるいは萬屋錦之介の破れ傘刀舟のような
豪放磊落な熱血先生?

残念ながら違います。

実はこうやって患者さんを怒鳴るのは
言うならば営業のための一種のセールストーク。


初手で怒鳴りつけることで自分と患者との間の力関係を刷り込むのです。「先生は偉い、先生は怖い」と思わせれば、術師の意向が通りやすくなります。

有り体に言えば……

・再来院に導きやすくなる。

・健康法や器具、サプリなどの商売へつなげる。

・さらには、なかなか治らない時に「私が放っておいたから痛みがとれないのだ」と自分自身を責めてしまう。

「あなたも一週間で整体師に!」などというインチキくさい講座やスクールでもう何十年も前から伝授されている実にクラシカルで典型的な手口なのです。

民間療法も商売のひとつである以上、こういった手法を選択する方を責める気はありませんが、けっして感心はしませんねぇ。

私たちの仕事は、どんな手を使っても患者さんの痛みや苦しみを取り去ること。しかしねぇ、ヤクザまがいに脅し透かして痛みが飛んでいってくれるのなら私も苦労はしませんて。


なお、これに似た手法として、赤ひげ先生よろしく髭を生やしたり、丁髷を結ったり、髪を染めたり、ピアスやネックレスなどの装身具を付けてみたりと、見た目で一般人との差異をアピールする場合もあります。

ちなみに最近あしたか院長も髭を生やしはじめていますが、これはコケ脅しのためではありませんので念のため。冬場にオートバイに乗ると鼻水が出てきます。その時に鼻下髭があるとみっともなく青っ洟を垂れ流しながら走らずにすむのですw

2013年10月1日火曜日

一年ぶりのご無沙汰でした。

久方ぶりのご挨拶。

一年以上動きの止まったブログに、
経営危機説や院長失踪説などが
噂されたとかされないとか
言われてはいないようですが……

あしたか気功整体院、潰れておりません。
日々渾身の施術をもって絶賛営業中です!

だってぇ……忙しかったんですもの。

バイクに乗ったり…… 
自衛隊の護衛艦に乗っけてもらったり……

戦車を見に行ったり……

友人たちとツーリングに行ったり……

バイクで転倒したり……

   
キャンプしたり……

同好の士と集まったり……


猫と戯れたり……



ええ、言い訳は致しません。
遊び惚けておりました。
更新が滞っていたのは全て私の不徳の致す処、
慎んでお詫び申し上げます。

今後はもっと頻繁に更新を……とお約束したいところですが、
まずはリハビリを兼ねてボチボチと参ります。
お暇なら時々覗いてやってください。

まずは取り急ぎ生存確認と近況報告のみにて失礼いたします。