2017年3月31日金曜日

休診のお知らせ

 4月1日(土)より
 4月3日(月)まで
所用により休診いたします。

ご迷惑をおかけいたしますが、
何卒ご容赦の程お願い申し上げます。


故郷宮崎まで飛行機に乗って出張施術です。
患者さんは私の両親。
ささやかな親孝行をして参ります。

2017年3月30日木曜日

筋膜リリース療法


 患者さんとの世間話。

「夕べ見たテレビでね、注射で肩こりを治すってのやってて」

「へぇ、どんな薬を使うんですか?」

「それがね、ただの塩水(生理食塩水のことか?)なんだって。それを筋肉と筋肉の間に注射して、くっ付いた膜を剥がすんだって」

 今注目されている『筋膜リリース』療法の一種のようです。

 折り重なった筋肉や靭帯は『筋膜』という薄い膜に覆われており、その潤滑効果でお互いに影響されずスムーズに動いている。これがくっつくと筋肉の動きが悪くなり、可動域が制限され、血液リンパなどの循環も悪くな理、結果的に痛みの原因になるので、この癒着を剥がしましょう……ってのが理屈。

 いろんなことを考える人がいるもんです。ここで良からぬ思いつき。

「もし、その注射を私の硬い股関節にやってもらったら動きが良くなって開脚が早く出来るようになるかなぁ?」

 もちろん本気ではないのですが、その療法がちょっと気になったので『筋膜はがし』で検索。と、出てきた画像の一つにビックリ。

 一面に真っ赤になった背中。これってどういうこと?

 よくよく調べてみると、これも筋膜リリース療法の一種である『グラストンテクニック』なる技法の施術後の姿とのこと。専用の金属のヘラ(?)でゴリゴリ擦って筋膜を剥がすんだとか。

 曰く「瘀血が浮いてきて云々、好転反応が云々」ってホントにそうなの? これってどう見ても明らかに皮下出血してるでしょ。ここまで擦るって、間違いなく痛いでしょ?

 ネットに上がっている体験者の声は「めちゃくちゃ痛い」とのこと。

 そりゃそうだよねぇ。皮下出血するまで擦れば、その部位の筋肉が緩むから一時的には動きは良くなるでしょう。スポーツ障害への対症療法の一つとしてはアリかもしれない。でもねぇ……

 そのメチャクチャ痛い治療を高齢者に施術できるのだろうか? 無理じゃないのかなぁ。技術の説明を読む限り、この技法は「スポーツなどをやっていて相応の筋量があり、しかも回復力の高い若い人」向けだと感じました。

 そんな技法を「アレも治ります! コレも治ります! 最新です! 話題です!」って喧伝しまくるのって、ちょっと危険じゃないのかなぁ。他所さんの商売を邪魔するつもりはないんだけど……ねぇ。

 なお、当院で施術している日本古来の整体術は、下は幼児から、上は80歳を越えた高齢者まで痛みなく安心して受けていただけます

 大事なことなので大文字の太字のアンダーライン付きで書いてみました。

 そして、もうひとつ。

 『筋膜リリース』なる治療概念は近年現れたものですが、それ以前の施術療法はそれに対応していないのかと問われれば、決してそうではありません。当院の南龍整体術においても技法的には「筋膜に効く」ものも内封しています。ただ概念がなかったので言語化されていなかっただけ。

 それに、当然ながら肩こりや腰痛が筋膜を主因とするものばかりではありません。「目新しいから、宣伝になるから」と、そればかりをアピールしても仕方ないことですしね。


 年毎に咲くや吉野の山桜
木を割りて見よ 花のありかは

2017年3月27日月曜日

開脚チャレンジ 〜第1週

 老いへの備えとして思い立ち「開脚王に、俺はなるッッッ!」とスタートしたチャレンジ。まずは第一週の成果はこんな感じ。


 先週と比べると、脚の開き具合はほとんど変わらず。それでも前に手を付けるようになり、わずかに上体を前に傾けられているような?


 指針としているのは上の二冊。ベストセラーとなった『開脚の女王』の本も含めて書店で見比べ、あれこれ検討しましたが、結局、今売り出されている開脚本ではなく『昔ながら』のメソッドに頼ることにしました。ちなみに二冊とも開院以前からの蔵書。

 真向法の4ポーズ&腰割を基本に、柔軟性の欲しい部位に補助的なストレッチを加えて毎日約1時間。無理せずぼちぼちと継続いたしましょう。(続く)

2017年3月26日日曜日

『夜廻り猫』と『肩乗り猫』


 漫画家深谷かほるさんのツイッターから始まった8コマ漫画『夜廻り猫』の第二巻を購入しました。待合に置いておきますので、どうぞお手に取って、優しくて心温まる物語に癒されてください。

 さて一方、当院のマスコット猫は……



「お膝で寝んね」や「抱っこ」だけでは飽き足らず、最近は「肩乗り」がマイブームの様子。おかげで院長の肩口は爪痕だらけです。

 さて、本日もあしたか気功整体院、ぼちぼちとスタートです。施術依頼、御予約のお電話、お待ちしております。

2017年3月24日金曜日

老い支度のプッシュアップバー


 先日の腹筋ローラーに続いて『プッシュアップバー』を導入。アマゾンにて799円也。

 腕立て伏せの際に深く身体を沈めてより強い負荷を大胸筋にかける道具です。使用前は3セット×20回で少々物足りず。かと言って回数を増やすのは億劫。これを使うとMAXで14〜15回、2セット目以降は10回、7回と徐々に回数減。ちょうど良い負荷となったかと。

 腕立て伏せは昔から嫌いな種目なので少ない回数で効果が上がれば、それに越したことはないのです。ダンスが上手な某芸能人のように「1分間に100回できるぜ!」と何やらヘコヘコと卑猥な動きをして、ファンの女の子にキャーキャー言われる訳でもなしw

 体力は20歳前後をピーク(100%)として、何もしなければ以降1年ごとに1%づつ減っていくという説があります。療術家としての経験に照らし合わせると、早い人だと50歳代(30%減)で黄色信号が点滅し、60歳代(40%減)で赤信号、運動不足から来るトラブルが発生するケースが多いようです。

 この伝でいくと、私の体力は現在28%減。確かに肉体的な衰えを感じることも。「『まだ』は『もう』なり、『もう』は『まだ』なり」で、ボチボチと老い支度を続けましょうか。

 

2017年3月23日木曜日

「今日は猫ちゃんいないんですか?」

 

 毎度お馴染み、愛猫の楽太郎。気が向くと施術室で患者さんをお出迎えしています。とは言っても、スリスリして愛想を振りまいたり、膝に乗ってゴロゴロ喉を鳴らしたりはしません。野良出身だから人見知りが激しいのかも。その分、私には朝から晩までべったりの甘えん坊ですがw

 もうちょっと患者さんに対して愛嬌があれば「看板猫のいる整体院」としてテレビの動物番組に出演できるかもしれないのに。待合スペースにチュールを置いといて患者さんに餌付けしてもらおうかねぇ?

2017年3月22日水曜日

死語の世界

 当院には上は80代から下は小学生まで幅広い年代の患者さんが来院されます。

 世代が変われば言葉も変わってきます。先日も世間話をしていたら……

「昨日はポカポカあったかかったのに今日は寒いですねぇ。こーいうサンカンシオンが身体には堪えるんですよねぇ。」

「えっ、寒い時は赤いお砂糖食べちゃダメなんですか?」

 お嬢さん、そりゃ三温糖(サンオントウ)ですよ。私が言ってるのは「三寒四温」。冬の終わりから春先にかけて三日寒い日が続いたら四日暖かい日が続き、また寒くなると行った風に周期的に変化する気候のこと。

 そういや天気予報でも使ってるの最近は聞かないですねぇ。知らなくても無理はないかなぁ。

 私の仕事に必須である「仰向け、うつ伏せ」も死語の世界に片足突っ込んでるようです。年配の方にさえ「その言い方、久しぶりに聞いたなぁ」なんて言われるほどですから。

 小・中学生の患者さんに「はい、まずはうつ伏せになってください」なんていうと、助けを求めるように待合席のお母さんの方へ顔を向け、そのお母さんも困って首を傾げていたり(苦笑)

 最近は意識して「上向き、下向き」を使うように心がけています。

 ちょっと面白いのは「下向きにベッドへどうぞ」と言った後に「はい、それじゃ仰向けになりましょう」とお願いすると、皆さんちゃんと寝返りを打ってくれるのですが、一度起き上がった後に「はい、ベッドへ戻って今度はうつ伏せです」とくると、上下どっち向きなのか分からなくなるのです。

 人間って言葉の意味が分からなくても、状況から何となく意味を推測して行動できちゃうものなのですね。

2017年3月20日月曜日

開脚ストレッチブームにイッチョ噛み?

 最近になって「股関節を柔らかくするにはどうしたらいいですか?」という質問を度々受けるようになりました。

 聞けば昨年より『開脚』がちょっとしたブームで、ベストセラーを書いた「開脚の女王」なるインストラクターがテレビに登場、それを追う関連本は雨後の筍のごとく書店に並んでいるのだとか。

「いやぁ、私自身どちらかといえば身体は硬い方なので……。それに、どれだけ広く開けるかより、今動く範囲で満遍なく使ってあげることの方が健康には大事ですよ」

 と言いつつ、実は「自分の股関節は平均以上の柔らかさだ」という密かな自信が。これでもかつては格闘技にのめり込み、ハイキックを打つ為にひたすら股関節をいじめ抜いた日々があり、自分と同じ身長の相手なら頭に届くまでに。長坐開脚ならば、180度開脚とまではいかないまでも、少なくとも150度は開いて、前に肘が着く……はずだったのですが。


 久しぶりにやってみればこの情けない有様。精一杯開いて100度ほど。なんとか前に手のひらが着くかどうか。どう見ても普通の『年齢平均よりも身体の硬いオッさん』です。

「痛てて……痛て、痛てて。硬てぇなぁ……硬て、痛て、硬て(泣)」

 まるで便秘の日のトイレでの独り言。「わしゃ昨日何食ったんや!?」

 これは非常にマズい。由々しき事態です。思っていた以上に状況は悪い。現実を直視して改善せねば!

 というワケで、日々のメニューにストレッチも追加。開脚の女王は「一ヶ月で180度開脚」が売り文句のようですが、私は「3ヶ月かけて、せめて20代の柔らかさ(150度開脚で肘を前に着く)を取り戻す」を目標にしましょうか。それでもハードルが高いような気もしますが(汗

「開脚の帝王に、俺はなるッッッ!!」
ドンッッッ!!!!

 いや、ウソです。ほんの冗談です。勘弁してください。私はただ健やかな老後を過ごすために今から準備しておきたいだけなんです(笑)

 実践で得たことを患者さんにフィードバックできるように頑張りますんで、どうぞ気長に経過報告をお待ちください。

2017年3月18日土曜日

糖質制限中の麺食い

 正月にお餅を食べ過ぎてせり出してきた(本当はそれ以前から気にしてた)お腹を引っ込めるために始めた糖質制限も二ヶ月。現在のところ体重はさほど変化していませんが、身体のラインは明らかに変化し、パンツのウエストにも余裕が。

 私流の糖質制限は、単純に「米、麺、パン、お菓子(ジュース類含む)を食べない」だけ。人によっては根菜類や調味料、果物まで気にするようですが、以前に糖質制限した経験から、そこまで徹底しなくても結果は出るし、何より面倒なのは苦手なんです。

 ご飯やパン、お菓子は食べなくても全く苦になりませんが、麺類は時たま無性に食べたくなります。特にこの寒い時期はあったかいのをズルズル啜りたくなるので……

これを……

こうします。美味しそうでしょ?

 元よりカロリーは気にしていないので、サラダチキンと温泉卵で豪勢(?)に。こんにゃく麺は茹でる必要がなく、湯通しして温めればいいだけなので調理に手間いらずなのも嬉しいところ。

 こんにゃく麺はこれ以外にも各社より様々な種類が出ており非常に重宝しています。どれも一袋百数十円なので、カップラーメンより安価。これに色々なアレンジを加えて食べるのが院長の秘かな楽しみになりつつあります。

 もし、午前中の施術で院長がどことなくウキウキしていたら「あ、お昼はこんにゃく麺を食べるんだな」と思ってやってください(笑)

2017年3月17日金曜日

マッサージ機にご用心


「肩こりにマッサージ機を当ててもらったら逆に痛くなっちゃって」という患者さん。

 首が動かそうとすると痛みが出るので寝起きするのも一苦労だとか。首の付け根から肩甲骨にかけて筋肉がカチコチ。「ちょっと失礼」と襟元から覗き込むと皮下は鬱血。

「これ、肉離れ(筋挫傷)を起こしてますよ。だいぶ強いの当てたでしょ?」

「全然効いてる気がしなかったので一番強くして。5分くらいなんですけどねぇ」

 痛めた筋には出来るだけ触らないようにして胸椎から肩甲骨にかけてを緩め、首の動きを回復させました。まだ動くと少し痛いようですが、これは痛めた筋が治るまで辛抱してもらうしかありません。

「今夜はお風呂に入るのは控えてください。あと、マッサージ機はしばらく禁止ですよ」

 最近のマッサージ機はパワーが強過ぎるのか、こんなケースがたまにあります。

 家電量販店でお試しでマッサージチェアに座って、そのままウトウト。目が覚めて立ち上がろうとしたら腰が抜けてしまった……なんて方も以前いらっしゃいました。

 人間の背中側は自分が思っているより感覚が鈍いのですよ。マッサージ機のかけ過ぎにはご注意を。

2017年3月16日木曜日

院長は隠遁者?



ある日の患者さんとの会話。

「先生のトコロって、普通の人だと辿り着けないですよね」

「そうですねぇ、場所は辺鄙な町外れだし、表通りに看板も出してないし、この間も2〜3キロ離れたところに住んでらっしゃる方に『もう9年もやってる? 知らなかったやぁ!』と驚かれました」

「じゃあ新しい患者さんはどうやって見つけてくるんですか?」

「最近の新規の方は殆どお馴染みさんからの紹介ですからねぇ。広告でも打てばいいんでしょうけど、何しろ私は『仕事』が嫌いな怠け者なんで。施術は大好きなんですけどねぇ。んじゃ、今年は少し頑張って宣伝でもしてみましょうか?」

「あ、いや、それは止めておきましょうよ。混雑して予約が取りづらくなったら私も娘たちも困っちゃいますから(笑)」

 わはは、それは杞憂ですよ。

 どんなに宣伝しても門前市をなすような大混雑にはならないだろうし、テレビに出てくるようなカリスマ整体院になんてなれるはずもないし、なりたくもないです。そもそもウソかホントかも分かりませんが、予約を取ろうとしたら数ヶ月待ちとか数年後なんて、痛みに悩み苦しむ人の助けとなるべき療術院としての機能を失ってるとしか思えません。

 「ヒマだヒマだ」が口癖になりつつも、夫婦二人と猫二匹が屋根の下に暮らして三度三度のおまんまを頂けるほどは稼がせてもらい、上記の患者さんのように、私を頼りにしてくださる方々に喜ばれるように誠心誠意の施術を行う。これだけでも私には過ぎた幸せです。

 組織の中で生きるには不器用で、人付き合いも苦手、性格にも難ありで、根拠のない自信と現実とのギャップにクヨクヨと悩んでいるか、そんな不安を悟られまいと無理に虚勢を張って他人の不興を買い、結果心と体のバランスを崩してボロボロになった若い日々。

 あの頃と比べたら、今の平穏な暮らしは天国です。誰に指図されるわけでも、誰の顔色を伺うこともなく、ただ出来ることを一心にやるだけ。それで人様に喜んでもらえるのですから、こんな素敵なことはない。

 そういえば、私は子供の頃から『ムーミン』のスナフキンや、『徒然草』の兼好法師、俳人種田山頭火らの『隠遁者、世捨て人』に強い憧れを持っていましたが、気がつけば、それに近しい生活をしているのだよなぁ。三つ子の魂なんとやら、かな。

2017年3月14日火曜日

腹筋ローラー


 先月より始めた自重による筋肉トレーニング。ぼちぼちと続けて一ヶ月継続達成。そのご褒美に購入。Amazonで売り上げナンバーワンの腹筋ローラー、1190円也。

 高負荷低回数で効かせられる腹筋運動の定番器具。ローラーがゴム張りで床を傷つけず、静音ベアリング入りで回転が軽いのがウリとか。よく見てみるとこのローラーの形状にどこかで見覚えが。台車のタイヤ? 子供用自転車の補助輪? もしかしたら既製パーツの流用にてコストを抑えてるのかも。さすがは商魂逞しいお国の製品です。

ちなみに現在のメニューは以下の通り。

腕立て伏せ  3セット×20回
腹筋ローラー 3セット×10回(膝立ちで行う。膝コロ)
プランク   120秒
腰割     20回(プラス30秒間腰を落とした姿勢を維持。股関節のストレッチを兼ねて)

 本格的にトレーニングしている方から見れば甘すぎる内容かもしれないけど、今更「マッチョになって女性にモテよう」とか「人類最強の男を目指す」とか、そういう邪心は皆無で、最低でもあと20年この仕事を続けるための体力を維持するためなので必要にして十分かと。

 毎日20分ほど。息切れや筋肉痛とは無縁のお気楽トレーニング。それでも続けてりゃ胸板は厚くなるし腹は引っ込んでくるもんです。

『50と100の差よりも、ゼロとイチの差の方がはるかに大きい』
『身体は使ってあげるのが一番の手入れ法』

 患者さんに繰り返し言っていることを、改めて我が身で実感したりして(汗

2017年3月13日月曜日

テニス肘


「去年の末からずーっと肘が痛くて、病院に行ったら『テニス肘』だって。テニスなんてやったことないのにねぇ」と、久しぶりに来院された年配の女性。

 早速患部を見せてもらうと肘を伸ばす時に痛みが出て、しかも完全に伸ばし切ることができない様子。

 一般的に『テニス肘』は関節周辺の筋肉や靭帯のトラブルだと思われていますが、実は関節自体の噛み合わせに問題があるケースも多いのです。この場合、安静にしていてもなかなか治りません。この女性の場合もそう。

 そのまま肘関節の整復に移ります。術を施して行くと徐々に肘関節の可動域が広がり、程なくして完全に伸展することも可能に。

 あとはいつも通り施術ベッドに横になってもらい、足首から股関節、骨盤へと順々に調整。肘をかばうために緊張を強いられていた肩甲骨周りは念入りに。

 術後に確認すると「痛みなく伸ばせるようになった」と。少なくとも3日は用心して手を使ってもらうこと、不安なら医療用サポーターの使用すること、もし5日経っても残った痛みが引かなければ再度の来院施術をお願いして終了。

 このような症例は決して少なくありません。肘関節は他の関節と比べても骨同士の噛み合わせはしっかりしていますが、それでも無理な使い方をするとズレて(亜脱臼して)痛みが出てしまいます。

 もし、なかなか引かない肘の痛みに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、どうぞ当院までご相談を。


2017年3月12日日曜日

肩関節脱臼

 旦那さんに抱えられるようにして来院されたのは介護施設にお勤めの女性。仕事場にて、よろけて倒れそうになったご老人を支えようと咄嗟に手を出して、巻き込まれるように転倒。腰と肩に強い痛み。

 特に肩は自分で腕を動かすことができず、肩先に触れただけで顔を歪める。

「あ、こりゃハズレてるわ」

 触診ですぐに分かった。

「ちょっと痛いけど辛抱して」

「え? あ、はい」

 即座に整復をかける。悲鳴が上がる。上腕骨頭が正常な位置に収まる手応え。三角巾で腕を吊り、貸出用の氷嚢を渡して患部にアイシングを行うようにお願い。

 


肩の痛みを訴える患者さんで、実は肩関節を脱臼されていたって方は結構多いです。中には病院に通っていたにも関わらず、脱臼を見逃されていて長期間痛みに苦しんだ方も。

 なお、冒頭の女性はその後病院へ行きレントゲンを撮ったところ、肩周辺の靭帯に脱臼した跡が見られたが、関節自体は綺麗に整復されていたと報告がありました。まずはひと安心です。
 

2017年3月5日日曜日

完全手技でやってます。


 当院では整体術での調整を終えた後、気功術を施しています。患部に手を当てたまま静かに数分。

「はい、いいですよ。起きてみましょうか」

 この日初めて施術を受けた患者さんは私の方を向いて不思議そうな顔。

「先生、今のは何ですか? 腰がパーッと熱くなったけど……手を当ててただけですか?」

「そうです。気功ですよ」

「てっきりアレを使ってるのかと思いました」と、目を向けたのは……えーと、それは私の趣味のハーモニカで使うマイクなんです。一般の人には馴染みのない妙ちきりんな形状なので、度々医療器具と勘違いされます。その度に「仕事場に余計なものを置いてる貴方が悪い!」と嫁さんに叱られてたり。

 何にせよ、当院では電気だの、赤外線だの、超音波だの、そういう類の機器は一切使用しておりません。使うのは我が手のみ。気功術は気血の流れを促し、緊張を解し、痛みを緩和する効果があるのですが、そのメカニズムを聞かれると返答に困ってしまうのも事実。私は師匠から教えられた通りやっているだけなので(汗