2017年7月7日金曜日

突然ですが、家族が増えました。

三毛猫のミケさん、なんとビックリ24歳。

キジトラのワクさん、8歳(推定)。

元々は出張施術に伺っている高齢の御婦人Nさんの飼い猫。Nさんは歩行困難が進み、ついには車椅子。猫たちの世話も難しく「こんなに大きくちゃ誰も引き取ってくれないし、私は歩けないし、どうしようもないですよ。本当にどうしようもないですよ」と泣きの涙。

 ここであしたか院長、漢気を見せました。……なーんて大したモンではなく、二匹とも院長に懐いていたこともあり、これも何かの御縁。

「二匹とも私が責任を持って預かります。ただし、もしかしたらミケさんは年齢的にうちで最期を看取ることになるかもしれません。それは覚悟してください。その代わり、Nさんは『どうしようもない』なんて口癖は金輪際止めて治療とリハビリに専念してください。せめて家の中だけでも自分の足で歩けるようになれば、また猫たちも戻って来れるでしょ?」

 でも……でもねぇ。私も、Nさんも、そしてきっとNさんのご家族も感じていることは同じだと思います。『時の流れには誰も逆らえない。そして命には必ず終わりが来る』ってことを。私がやったことは、言葉とは裏腹にNさんの仕舞い支度のお手伝いなのかもしれません。

 それでも、愛する猫たちの行く先が決まり、大きな気がかりが消えた瞬間のNさんのパアッと輝くような笑顔を見て、私は「これで良かった」と思っています。現代医療の作法からは大きく逸脱した行為であり、それ以前に私は単なる『おバカなお人好し』なのかもしれません。ま、それはそれで良うござんしょ。そもそもあっしは時代遅れの男でござんす。

 なお、一番割りを食ってるのは元々うちで飼ってた先住猫のシュウと楽太郎。突然知らない猫が自分たちのテリトリーに侵入してきてビックリ。外に飛び出したまま帰ってきません。ちょっと可哀想だけど、あいつらも元々は血統書とは無縁のミソッカスと野良猫。きっと折り合いをつけてくれることでしょう。

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